学力世界一を支えるフィンランドの図書館

制作 : 西川 馨 
  • 西川馨
3.40
  • (1)
  • (2)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876524907

作品紹介・あらすじ

フィンランドといえば、OECDの学力達成度調査PISAで学力が世界一となり、日本国内でも広く知られている。それを支えている公共図書館とはどんなものか。その背景にある自治体の種類、権限、ライブラリアンの資格、養成制度、図書館法などまでも含めた報告書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フィンランドの図書館に学ぶ旅
    に参加した人の個々の人のレポートをまとめて本にした
    と言う感じ。

    かもめ食堂の影響でフィンランドは人気がある
    とか、特に図書館とは関係なさそうな事まで書かれている。

    もう少しITとかICTについて詳しく書いて欲しかったのだが、ちょっとものたりない。

    もっとも日本の図書館では、フィンランドの様な自動返却装置は2021年の今でも少なくカウンターに持ち込む必要がある。

    その際、自動貸出機のある図書館でも、貸出しですか?
    と聞く、質の低い窓口係と遭遇したりする。

    経年変化による劣化や汚れを、
    利用者のせいにするやたら変に潔癖症の窓口もいたりする。

    図書館の質の低下を招来しているとされる
    図書館職員の非正規率等の切り方はなかったかな。

    フィンランドの図書館の司書は、仕事に誇りを持っているとある。

    ルーチンワークの様な対応しか出来ない図書館窓口がいる日本とは、大分違う様だ。

    2008年の出版だから現状はもっと進んでいるのだろう。

    2021年現在ではどうなんだろう。

  • フィンランドにある図書館の資料集。いつか行けたら良いな。

  • 【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】010.2389||N

    【資料ID】10801905

  • これは2007年9月にフィンランドの図書館を見学に訪れた報告書である。(序文)

  • タイトルにもある通り『学力世界一』の国の図書館。読んでみると『学力』よりも『文化』を支えている印象。
    アートに特化したヘルシンキ市立リクハーデンカツ図書館はオリジナルの絵画を有償で貸し出す。買い取りもできるそうだ。その利用料や売上は芸術家に支払われる。アートを積んだ移動図書館も市内を走る。
    また著作者・翻訳者の助成制度や公貸権も実施されている。
    さらには、赤ちゃん対象の詩の朗読会ですって!

  • 研究テーマのサンポラ分館について記載あり。

    もっと詳しい資料が欲しい・・・

全6件中 1 - 6件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×