- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876524907
作品紹介・あらすじ
フィンランドといえば、OECDの学力達成度調査PISAで学力が世界一となり、日本国内でも広く知られている。それを支えている公共図書館とはどんなものか。その背景にある自治体の種類、権限、ライブラリアンの資格、養成制度、図書館法などまでも含めた報告書。
感想・レビュー・書評
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フィンランドの図書館に学ぶ旅
に参加した人の個々の人のレポートをまとめて本にした
と言う感じ。
かもめ食堂の影響でフィンランドは人気がある
とか、特に図書館とは関係なさそうな事まで書かれている。
もう少しITとかICTについて詳しく書いて欲しかったのだが、ちょっとものたりない。
もっとも日本の図書館では、フィンランドの様な自動返却装置は2021年の今でも少なくカウンターに持ち込む必要がある。
その際、自動貸出機のある図書館でも、貸出しですか?
と聞く、質の低い窓口係と遭遇したりする。
経年変化による劣化や汚れを、
利用者のせいにするやたら変に潔癖症の窓口もいたりする。
図書館の質の低下を招来しているとされる
図書館職員の非正規率等の切り方はなかったかな。
フィンランドの図書館の司書は、仕事に誇りを持っているとある。
ルーチンワークの様な対応しか出来ない図書館窓口がいる日本とは、大分違う様だ。
2008年の出版だから現状はもっと進んでいるのだろう。
2021年現在ではどうなんだろう。
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フィンランドにある図書館の資料集。いつか行けたら良いな。
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【配置場所】工大特集コーナー【請求記号】010.2389||N
【資料ID】10801905 -
これは2007年9月にフィンランドの図書館を見学に訪れた報告書である。(序文)
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タイトルにもある通り『学力世界一』の国の図書館。読んでみると『学力』よりも『文化』を支えている印象。
アートに特化したヘルシンキ市立リクハーデンカツ図書館はオリジナルの絵画を有償で貸し出す。買い取りもできるそうだ。その利用料や売上は芸術家に支払われる。アートを積んだ移動図書館も市内を走る。
また著作者・翻訳者の助成制度や公貸権も実施されている。
さらには、赤ちゃん対象の詩の朗読会ですって! -
研究テーマのサンポラ分館について記載あり。
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