ビザンツ 文明の継承と変容―諸文明の起源〈8〉 (学術選書)

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著者 : 井上浩一
  • 京都大学学術出版会 (2009年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876988433

ビザンツ 文明の継承と変容―諸文明の起源〈8〉 (学術選書)の感想・レビュー・書評

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  • トルコ旅行を控えて、ビザンツ史を知りたくなり読んだ。高校世界史程度の知識しか持っていなかったので、情報の濃度にまず満足。
    特に戦争と内乱続きの国というイメージがあったビザンツが、(消極的)平和主義思想だったというのが、思いもよらぬことで面白かった。少し飛躍したまとめとなった終章も、情熱を感じてよかった。

  • 穏やかな語り口の手堅い中世史叙述を読みながら、念頭にはE・フロムと平和憲法論が浮かぶ。

    キャリアの集大成というべきビザンツ文明論は、とくに「思いの丈を一筆書のように書いた」(あとがき)終章において、熱を帯びた迫力あるものとなる。

    著者にはめずらしいが、久しぶりに「歴史書」「歴史家」をみた思いがした。

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ビザンツ 文明の継承と変容―諸文明の起源〈8〉 (学術選書)の作品紹介

ビザンツ帝国は、「文明の十字路」コンスタンティノープルを帝都に、約千年にわたる長いあいだに徐々に独自の文明を形成してきた。専制皇帝の絶大な権力、宦官の活躍で整備された官僚制、戦いに明け暮れながらも必要悪としか考えない戦争観-ここには、古代ギリシア・ローマの都市文明を継承しつつも、明らかに異なった文明への変容がみられる。この過程を、社会構造と人間類型の転換として描く。

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