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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877144678
作品紹介・あらすじ
東アジアで朝鮮戦争はじめ、再び"熱い戦争"が起きていた時代、 反戦・平和、抵抗と民主主義を模索する人びとの拠点として「サークル文化運動」が興った。筑豊、東京南部・京浜、四日市の労働者、広島・長崎の被爆地、結核療養所、都心部の職場で。そこに、上野英信、谷川雁、木下順二、鶴見和子といった文学者や桂川寛といった画家、または政党の文化部などもかかわった。詩・小説・ルポルタージュ・版画・幻灯などの創作を通じ、人びとは集い、話し合い、民主主義を実践していった。
本書は、敗戦後1940年代後半から冷戦期の前、1950年代前後のサークル文化運動に関する論文・9本、コラム11本、シンポジウム「サークル誌をどう読むか」の記録を収録。戦後民主主義の黎明期、新しい時代を模索した人びとの姿を浮かび上がらせる。