孤独は贅沢 ― ひとりの時間を愉しむ極意

制作 : 星野 響(構成) 
  • 興陽館
3.27
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本棚登録 : 189
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877232153

作品紹介・あらすじ

ひとりの時間は贅沢な時間を楽しもう!
都会から離れて森の中の湖畔の小屋で暮らしたヘンリーDソローの名言を中心に構成したメッセージ集。孤独とは、豊かさとはなにか。『ウオールデン森の生活』これが孤独を愉しむ極意。
※本書は『モノやお金がなくても豊かに暮らせる』(小社刊)を改題のうえ再編集した一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 数年前にソローさんの著書を読んでおお~!って思ったのを思い出してこちらの本を読んでみた。

    読みながら…あらま?
    っと思うところも…
    なんか以前のように盲目的に受け入れられないような…
    これって私の理解不足なのかしら?

    一番「?」って思ったのは…
    みすぼらしい格好をしたアイルランド人が氷を切り出しにきて、湖に落ちたから暖を求めてソローさんちにやってきたって話。ソローさんはその人に何枚も重ね着するよりも羽織るものがあれば…と思って自分のをすすめるんだけど断られたんだって。
    そのことを「本当に必要なものなのに、と情けなくなった。古着を100枚その男に恵んでやるよりも自分にフランネルのシャツを1枚買った方がましだと思った。」
    って…
    いや~もらうももらわないもその人の自由だし、その人がいらないと判断したんだったらそれでいいじゃん…って思うんだけど、そんなこと思わんでも…
    それって自分が隣人に足ふきマットあげるよ~っていわれて断ったエピソードの逆パターンだからね。
    でもって、新品買うなら自分じゃなくてその人に買ってやれよって思うな~。

    ひとりの時間を楽しむ大切さはわかった
    私も一人の時間ってものすごく好きだし大切にしている
    でもさ、人って絶対的に他者と関わらないとわからないことってある。
    自分が他人にされていやだったこと、
    自分が他人に対してこんなこと思うんだ~っていう気持ち。それは嫉妬だったりもうどうしようもない気持ちだったり…

    ソローさんには影響されたし、すごいと思っているけど
    この本、なんとなくもやもやするのよね~

    理解不足だったらファンのみなさんごめんなさい。

  • いっときはソロー先生〜!
    ってかんじだったけど、ソロー先生はまちがってると思い直した。
    人間は一人では生きていけないもの。他者に受け入れられることで幸せを感じる生き物だもん。人間は群れる生き物なのだ。猿だって狼だって鯱だってそう。ペンギンだってそう。みんな群れて協力して生きてんだ。人間だって群れて生きるのが自然の姿なんだ。一匹狼になる必要なんて全くない。

    今はアドラー先生が、より現実的で正しいことをいってると思うのです。私にとってはアドラー先生というより岸見先生ですが。

  • 著者は色々な経緯を経て、
    森の中で自給自足の生活を経験された方なのだとか。
    その著者が自給自足の生活の中で感じた「孤独のメリット」がギュッと詰まった一冊です。

    森の中での自給自足の生活なんて、自分には想像もつかないところもあるためか、書かれた内容に全て同意することはできませんでした。

    ただ、どことなく気持ちが軽くなれる。
    孤独な生き方ってのもええモンだな。
    そう感じさせてもらえた書籍です。

  • 12
    人生の闇の森に迷えばいい。
    そこから自分自身を発見しはじめる。
    「自分の場所の見つけ方」
    13
    「いいこと」をすれば、決して損をしない。
    「いいこと」はお金のかからない投資だ。
    「善行は損しない投資」
    19
    自分を見つめる。
    撃ち抜くぐらいの視力で、
    自分自身を見つめる。
    宇宙でいちばんの発見ができるはずだ。
    「字宙でいちばんの発見とは」
    20
    一等船室から出よ。
    水夫になってマストの前に立てば、
    世界がよく見える。
    「自分が見張り台に立つ効果」

  • 文字数が少なくて読みやすい!!
    森のなかで二年半暮らした著者の人生の教え
    まったく一般人には当てはまりません!!
    商人や、金持ちをやたらボロクソに言うけど商人だって商人の、楽しみかたや哲学があるし、金持ちも努力の末に金を獲ているんであってかなりの偏見は入っていると感じた。
    しかももう150年前の話だし44歳で死んでるし…
    でも毎日をとにかく感謝して必死に生きろってことを言いたいのだと思う
    だったら最高

  • 孤独を感じた時に読んでわ癒される本

  • 1800年代に書かれた本の抜粋。
    都会生活を離れて、森で自給自足の生活をした著者が考えたことがまとめられている。

    不要なものを持たない。少ない物で生活する。
    自然を愛でて、真理と自分に向き合う。
    虚飾に彩られた付き合いではなく、本当に大切な人との時間を大切にする

    などはなるほどなと思った。

  • 何のために生きているのか、心安らげる場所はどこにあるのか、孤独感はどう処理したらよいのか。そんな悩みを抱えていた時に手に取りました。家庭を持ち、仕事もそれなり。でも、心は満たされない。その答えがこの本にありました。僕の心は生産的な要素に支配されてしまっていて、もはや自然の中に生きていることからかけ離れてしまっていました。自然さえも奢り高き人間の支配下にあるようなそんな感覚さえありました。生きていることに何の充足感もない。自然の中で生かされているということが欠落してしまったのだ。だから、お金を使うことで心を満たそうとするけれど、その空白は埋められない。自分の身の置き方を考え直したいなと思います。

  • タイトルに惹かれて購入。
    自分の承認欲求に疲れていたので
    誰かに認められるとかではなく
    自分の孤独を自分で愛せるような生き方に憧れる

    自然に対しての記述はまだまだ理解が追いつかなかったけど

    豊かさの答えを誰かに委ねないって
    すっごく大切だと気付いた

    豊かさは、自分で選んで自分で決めればいい

  • 少し構えて読み始めましたが、予想に反してとても読みやすく、一気に読んでしまいました。

    自然の気持ちよさや恵みを思い出させてくれます。
    私たちは自然を愉しむことが与えてくれるものを蔑ろにして、真にゆたかな心から遠ざかってしまっているのかもしれません。

    「孤独」とタイトルにあるけれど、筆者は自然や宇宙と繋がっている感じがして、そのせいか全然孤独そうには見えませんでした。

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