ねこのふしぎ話

著者 :
  • 興陽館
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本棚登録 : 42
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877232771

作品紹介・あらすじ

ねことの暮らしは不思議がいっぱい。
こころに染みる珠玉の「ねこ話」。

急逝した天才マンガ家、やまだ紫。
新しいマンガ表現を切り開いた女性作家のねこの漫画や詩、エッセイたち。
単行本未収録、お蔵出し作品、ねこエッセイ、ねこイラストを含む詩情のねこ世界。

感想・レビュー・書評

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  •  やまだ紫さんが亡くなってしまっていたことに気づかないまま、もう10年以上も経っていたことに、ようやく気付いた迂闊。
     遺稿集なのですね。感想はいずれ詳しく書きたいのですが、胸打たれて読みました。

  • 最近狂った様に猫の可愛い写真を見るあまり、猫を飼うことについて考えてて、やっぱり自分が楽しむこと第一な今の生活だとウン万円かけて命を預かるのは難しそうだなと思ったり。でも最後の言葉「感傷だけではやっていけないんだとあきらめを、仕方なくも受け入れる学習」っていうのが刺さった。だから人は猫を飼うのか…そんなことを考えてたら後書きが感動すぎて、飛行機の中で大号泣しそうになった。この一見煩雑だけど豪快で懐の深さを感じる絵柄と言葉は、そういう生き方の作家さんだから出てくるのかと納得した。

  • 2009年に亡くなったやまだ紫のネコ漫画を集めた新刊。前半はネコを題材にしたエッセイ漫画で、猫の出てくる創作もの。どれも良いけど、やまだ紫のエッセイ漫画って始めた読んだような気がするので前半のエッセイ漫画がなんか新鮮。

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著者プロフィール

漫画家・エッセイスト・詩人。
東京都世田谷区に生まれる。1969年『COM』5月号にてデビュー。
『com』廃刊後は『ガロ』にその後は発表の場を移す。
結婚育児による休筆ののち1978年に復帰。作品の数々は、女性漫画と称され、その後の女性たちに大きな影響を与えた。
漫画、詩、エッセイの多方面で活躍。『しんきらり』『性悪猫』『ゆらりうす色』『空に落ちる』『しあわせつぶて』
『樹のうえで猫が見ている』『愛のかたち』ほか作品多数。2009年5月没。

「2021年 『ねこのふしぎ話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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