オーディション (幻冬舎文庫 む 1-4)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 823
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877285463

感想・レビュー・書評

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  • ホラーを書かせてもこんなに上手いオールラウンダー村上龍。


  • え?!ここで終わり?!て感じ。
    まあその後のことは警察や救急車とのゴタゴタがあったり片足の膝から下を無くしたことで色々不自由になったり愛犬の死を悲しんだり親友の吉川にほらな。って言われたり…想像できる範囲内やからわざわざ書く必要なかったのかもしれんけど。

    なんかもう後ろのあらすじ読んだら読む必要無いくらいやった(笑)あらすじの通り。それ以上でもそれ以下でもなく…想像してたより怖くなかった。
    麻美が義父から受けた虐待に関しても、そこからどうなってどうやって幼い彼女が義父の足を動けなくしたのかも(それともそれは別に彼女がやったことではない?)よく分からんままやった。

    麻美にのめり込んでいく青山がキモイ中年男性に見えた。40代子持ちで24才の女性って…なあ。
    色んな人に忠告されても聞かず。まあ恋する男女は誰になんと言われようと(むしろ反対されればされるほどあの子はそんな人じゃない、なんで分からないんだ、分かってあげられるのは俺だけみたいに思って燃え上がるよな)止まらないっていうのは現実世界でもままあることやから分かる。

    ほんまに読まなくても良かった小説。

  • サクサク読めます。さすが村上龍、スプラッター描写は迫力があり、なかなか読ませます。ファンの間でも評価は高くないけれど、僕は割と好きです。

  • ストーリーも簡単で分かりやすいからサクッと読めるー

  • 山崎麻美の二面性がやばい。映画「パラサイト」のようなゾクゾク感が味わえます。

  • 再婚相手を選ぶオーディション。
    圧倒的な主導権を握っていた筈のアラフォー中年男があっという間に掌握されて、のぼせ上がって、従順にさえなっていく過程。
    あらすじを読んでたせいで破滅を待つような読み方になってしまったけど久々に先を知らずに読んだらもっとおもしろかったのにと思ったな。

    スプラッターなシーンも出てくるけど思ってた以上にそこに至るまでの経過がメインだったので、この女子に対しても怪人みたいな印象よりはやっぱり自分の生活圏に入り込んでいる怖い人という感じで。
    中年のラブロマンスも楽しい。
    精神科医さんの解説のメンヘラ論から派生した夫婦論もおもしろかった。

  • 見染める〜のね〜

  • 前半はどういうオチなのかワクワク楽しく読めた
    その分オチが微妙でがっかり

  • 一気に読めた。良くも悪くもない微妙な感じで、村上龍のサイコホラーなら「イン・ザ・ミソスープ」の方が断然怖くておもしろかった。作品としては微妙だけれど村上龍の文章はやっぱり的確で、ところどころにドキッとするような良い表現・思想があった

  • 初めはどんな展開になるんだろう?とドキドキしたが、途中で作者が飽きたのか、急展開で終わる。ねちっこい情事が書きたかっただけとしか思えない。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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