主夫と生活 My Life as a Househusband

  • アノニマ・スタジオ
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本棚登録 : 136
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877587321

作品紹介・あらすじ

夫婦の役割交換は可能か?1970年代にニューヨークで活躍した名コラムニストが、仕事を辞めて「主夫」となり、家事や育児に奮闘する1年間の実録。新たに、内田樹氏の解説を収載。伊丹十三の翻訳エッセイ、新装復刊!

感想・レビュー・書評

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  • 1983年刊行、伊丹十三氏の翻訳によるエッセイを、新たに内田樹氏の解説を加えて復刊!

    ある日、新聞社の人気コラムニストを辞め、妻と役割交換して「主夫」になるマイク・マグレディ。周囲からの冷ややかな反応、自信があったのにうまく作れない料理、どうしても克服できない掃除下手、洗濯物の山との深夜に及ぶ格闘、家計をやりくりして家族の世話をする毎日——伊丹十三氏の軽妙な訳文で「主夫」の奮闘の記録を綴ります。仕事や家事、男女の役割ついて、新たな視点から考えるきっかけを与えてくれる一冊です。

  • こんな昔に、「主夫」という言葉でもって、本書を紹介していたんだ、という驚きと、伊丹十三ってこういう人だったんだ、という驚きをもって、本書を手に取りました。

    いまはアメリカでも統計的にも190万人以上の主夫がいる、という。日本においても主夫の数は年々ふえているという。
    当然、現代とは大きく社会情勢の異なる中、こうした本を紹介した当時の伊丹氏の先見の明に感心する。
    もちろん内容的には、ステレオタイプ的な性別役割分業の考えが多分に含まれているので、考え方として学ぶにはけっして洗練されたものではない。

    しかし、今以上に主夫として生きるのにつらかったであろう先人から学ぶこともいっぱいある。

    本書はそうしたことを、現代に生きる私たちに伝えてくれる。

  • 古き良き時代の実験的生活の記録。
    45年前にこの試みを実行する勇気を持てたマグレディ一家に拍手!
    今の日本は、共働きが主流になっているけれど、どうも家事は一方的に女性に押し付けられている感が否めない。
    子育て中の家庭は全員がこの本を読んで、ぜひ家族会議を開いてほしい!

  • 終始明るい調子で書かれているので読んでいて楽しい。本筋からは逸れるけど、ファッション菜食主義者の友人についてのエピソードが笑える。

  • この本を読んで本当に良かった。
    伊丹十三に感謝。

  • 単純に読み物として面白い。筆者のユーモアのセンスが光っている(もしかしたら訳者伊丹十三の色も濃いのかもしれないが)。あまりに諸々の展開が面白いのでどこまで実話でどこから脚色なのか怪しいところであるが。
    巻末の対談や解説が中々鋭い。一昔前の欧米が舞台だからこそ成り立った物語だと分かった。
    それにしても、主婦又は主夫の価値とは何なのか、考えさせられる物語でした。

  • 0-499
    201401電子化

  • 983年刊行、伊丹十三氏の翻訳によるエッセイ待望の復刊。ニューヨークで活躍していたコラムニストが仕事を辞めて、家事や育児に奮闘する姿をユーモラスに描いています。2/7には本書のデザインを担当した佐村憲一さんによるトークイベントも開催!
    ご予約はこちら→
    http://www.anonima-studio.com/news/event-bm-20150122/

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