ゼロ・ウェイスト・ホーム ーごみを出さないシンプルな暮らし
- アノニマ・スタジオ (2016年9月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877587512
感想・レビュー・書評
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ミニマリストが注目しているというゴミを出さないライフスタイルに興味を持ち読んでみた。
とても真似できない生活だとは思ったが、今まで言葉のみ知っていた「量り売り」や「脱プラスチック」、「コンポスト」を調べるきっかけにもなった。
当たり前のように行っていた、ゴミを分別しまとめ、捨てるということに年間どれだけの手間と時間を割いているのだろうか…?
まずはゴミになるようなものを家の中に持ち込まないというところから実践したい。 -
環境破壊しないために、自分には何ができるかと思い購読しました。内容は著者がやってることを詰め込みすぎていて非常に読みづらかったです。ただここまで行動したからこそ、年間ペットボトル1本のゴミの量しか出していない、という結果は素晴らしいと思います。
やってみようと思ったことは、
コンポスト→生ゴミ対策
量り売りの店を探す
不要な物は断る。です。
1人で社会を変えられないけど、この本で伝えようとしていることが世界中の方々に届くといいなと思います。
素晴らしい地球がいつまでも残っていることを祈って。 -
正直、アメリカと日本ではここまで歴然とした生活文化の違いがあるんだなっていうのが第一印象。
しかも日本の都心部とアメリカの都心部以外とでは、かなりの差があると感じる。
日本の都心部じゃそもそも広い家なんて住めないし、パーティーは家でやらないし(もっと言えばパーティーに馴染みすらない)、わたしは片すスペースがないから物もそんなないし、器も最低限しか持ってない。
だから、全部が全部実践できるわけでもないし、前段階が違いすぎてよく分からないところが正直言って多かった。
けど、訳者である服部さんの、読者の日本人に寄り添ってくれる注釈はすごく参考になって、たとえばわたしは、不要な郵便物を「受取拒否」と書けば送り返せることなんて知らなくて、ぜったい実践しようと決意した。
わたしもゼロウェイストというか、サステナブルやエシカルには結構取り組んでいるんだけど、いろんなことを知っていくたびに歪んだ現状にとても哀しくなるんだけど、わたしと同じように取り組んでいる人たちは、みんなそういう気持ちを抱えているだなと知れてうれしかった。
ベアジョンソンが想像するゼロウェイストをみんなが当たり前に取り組む未来の世界が本当に素敵だったし、こうなってほしいから、これからも淡々と取り組んでいこうと決意。
服部さんによるあとがきがグッときたなあ。
この本の企画を持ち込んでくれたのが服部さんでよかったし、訳者が服部さんでよかった。
それぞれが小さくてもいいから、自分のできることに取り組んでいきましょう。
それと、「ここまでやる?」との感想、とても正直でよかった!恐らく読者はみんな思ったであろうし、日本との違いも前述の通りたくさんあるから…
けどここまでやらなければゴミ0にできない仕組みがそもそもおかしいんだよね。
いまの住居は賃貸でベランダは激狭なので堆肥化できても使い道皆無だし、わたしの住んでいる横浜市はなぜかゴミ処理機購入に対して補助金も出さないクソ行政なので、引越したらぜったいコンポスト始めるぞー!(バッグ型でしっかり密閉されているという、LFCコンポストがよさそう)
この本を読んで触発されて、まったくいらない明細書や納品書を問答無用で入れてくるオンラインショップに選択可能にしてほしいとメールし、本棚の本をメルカリに出しまくり(100冊くらい出した)、服を処分し、広告まみれ&自分が保てなくなるインスタアカウントは削除し、ついでに広告まみれ&物欲刺激のメルマガを片っ端から解除した。すっきり。
ちなみに、チラシお断りステッカーを貼ることについて、、、
わたしは1年前から始めましたが、めちゃくちゃ効果を感じているので超おすすめです◎◎ -
循環型製品の開発や自社製品の安全な廃棄に責任を持つなどサステイナブルな物作りについては本当にそのとおりだと思うけど、私はどちらかというとこの方より先日読んだギフトエコノミーの考えのほうがより共感しました。
というのは、この方の考えは所詮、資本主義の消費社会の枠組みの中に過ぎないからです。
その土台がある限りお金の都合による妥協や過剰はなくならないだろうし、何より人それぞれの価値観の違いというのもをガン無視している。
環境問題に無関心だった人が気づきを得るにはいい本だと思いますが、最後の理想論などは決して中庸とはいえず、人びとの多様性への尊重が欠けているという印象を受けました。
「誰しも、その人なりに、できる範囲で暮らしを変えていけるはずです」はどこ行った?って思っちゃいました。
訳者のあとがきはほっと一息つかせてくれます。
私も容器包装プラの分別をおざなりにしているなぁと思ったので、ごみ箱の仕組みについてちょっと考え直してみたいなと思いました。
自分の料理スタイルにフードペアリングという名前があったことを初めて知った。
考え方は賛同する部分も多いし、いろいろ断ったりメルカリに出したりするし、週1以下のゴミ捨てで済むくらいでは過ごしているが、「僕たち学生にも同じことをしてほしいと思っていますか?あなたと違って、みんな忙しいんですけど」と言った学生の気持ちもわかる。
ゼロ・ウェイストを自給自足や主婦と結びつけるってなるのは、仕事に関連する話はほとんどが断捨離の話で、世の中全員が家事に重きを置いているわけではないから、自分にできることをしていても責められているような気分になるのかなと。多分それは現時点で何もやっていない人ほどもっと強く感じるのではないか?
家事に重きを置きたくない人にとって、めんどくさすぎる家事は続きませんし、家事が好きだったり自然に受け入れられる人の言う簡単は簡単じゃない。
そもそも忙しいからやれないじゃなくて、できる限りただやりたくないんだから。全員がそこに喜びがあるわけではないと思うんですよ。
マイクロファイバーもポリエステルとナイロンなのに、ほかのプラスチックと比べると反応が軽いんだな。
私のコレクター癖がついたのはアドヴェントカレンダーのせいだと思っているw
何年経っても毎日めくるのが楽しかったんだ…。
ゲームへの偏見強そう。コミュニケーションツールとしてはもちろんだけど、ゲームから得られる学びだって大きいのに。
中古よりもダウンロードやPCゲームという手段のほうがもっと理念に近いはずだが、知らないんだろうな。
短くなったえんぴつでログハウス型の時計をつくったり、卵の殻で絵を描いたりしたことを思い出すなぁ。うちの親天才ではw -
全ての実践は無理だが、ゴミ問題には関心があったので、出来るところから始めたい。
生ゴミ問題。私の周りではコンポストがまだ耳慣れしていなく、興味はあるが、臭いや周囲への影響が少し心配なのでもう少し詳しく調べたい。 -
極端な人のサンプルがみられて興味深かった。
ここに至るまでかなりウェイスト発生人生。そこをきちんと誤魔化さずに書いてあるのは好感持てました。
本にも記載してある通り鵜呑みにせず、じぶんができる範囲のことから考えて実践。DMの受取拒否方法で、電話やメール以外のアクションを知られてよかった。ペーパーレスは賛成。
日本語翻訳の方の他作品に興味を持てるきっかけになったのはよかった。 -
ゴミを出さない生活をしているアメリカ人4人家族の、考え方や具体的な案をまとめた本。ブログまとめ的な。
脱プラとは違って、そもそもゴミを出さないことが根本的な解決策であるということ。それにより、ごみや消費に振り回されず、より質の高い生活ができるようになる、という趣旨。ミニマリスト&こんまりからの流れを汲んでいる感じ。
これを読み、啓発されてエコグッズを買う人がとても増えそう。(私もそうだった)
ただ、この本を読んだおかげで、よりゴミ問題について深く知ろうと、専門書に手を出すきっかけになったし、生活の意識が少し変わった。 -
2008年から家族で「ゼロ・ウェイスト・ライフ」を営むカリフォルニア在住のフランス人女性による本。副題の通り、ごみを出さないシンプルな暮らしを提唱している。
ごみを出さないことに主眼が置かれているとはいえ、実際にはモノを減らすことやミニマリスト的に生活することなども多分に含まれている。日本でミニマリストという言葉が流行する前からこのようなムーヴメントがあったことに驚いた。
図書館の返却期限の関係で全体を詳細に読むことができなかったけれど、今後はごみを減らすことをもっと意識して生活しようと思った。とりあえず、コンポストの導入を検討するところから……。