- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877588090
作品紹介・あらすじ
料理家、文筆家として活躍する高山なおみさんは自他ともに認める読書家です。2016年~2017年に掲載された読売新聞の本の連載を中心にした26冊の感想文と、「ことば」をめぐる対談3本を収録した、「本」と「ことば」をじっくりと深めて感じる一冊です。
感想・レビュー・書評
-
料理研究家、文筆家の高山なおみさんの本と言葉にまつわるエッセイと対談。
高山さんは料理とご本人から醸し出される空気感がすきです。
飾り気なくて素朴で、野生味が少し残っていて。
文章は初めて読みました。
やっぱり素敵なひとでした。
対談は絵本編集者の筒井大介さん、写真家の斎藤陽道さん、画家の中野真典さんの三人。
本の仕様が面白くて、対談ページが三人とも紙の色と質と文字のフォントが違うのです。
それぞれの人物像の違いを表しているようで楽しいです。
斎藤さんは耳が聞こえない方だそうで、対談は筆談で行われたのだそうです。
大きな紙に交互に互いの思いを書き連ねてゆく様子を想像すると、なんだかほんわかしました。
高山さんの料理を食べながら、というのも贅沢!
ひととひと、ひとと本との出会いは特別なものになり得るんだと改めて感じました。
高山さんの絵本、読んでみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
栄養価が高くてもおいしくない本もある。高山さんのように、自分の体を通していい!と思った本だけを摂取したい。
-
<読む>という章が本の前半と後半に配置され、あいだに<聴く>という章が挟み込まれている。食べものを食べるように、本を読み、人の話を聴く。本と人への、素敵な接し方だなあ、と思います。著者の本の好みや人の好みはだいぶ私と違うようで、そう? と首をかしげるところが多かったけれども、違和感を感じるのも、本や人と接することから生じる大切な現象ですものね。本も、人も、違和感も、大事にしないと。
-
対談がすごくよかった。
-
料理家から文筆家、食と読書の融合。
対談と書評からの構成。
絵本好きには楽しめるかも。 -
まるごと世界をたべる―食とことばの料理家が綴る、26冊の感想文と3つの対談。(e-honより)
-
趣味どきっ!人と暮らしの台所で、その暮らしぶりを拝見して、ステキだなと思い著書を検索したら、直近で本書が出たのを知り、早速読了。自然体で、自身の言葉でしっかりと噛みしめながら描かれているのが良かった。