QUIZ2010

  • 光進社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877610463

感想・レビュー・書評

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  •  ドラマと漫画、とくに漫画の衝撃的なエンディングが忘れることができない。ドラマの評価がどうだったかは知りませんが(ものによると随分と低かったはず。何故かって、カヲルの繊細さや鋭さがなかったように感ぜられましたし)。

     ドラマ『QUIZ』の最後から十年後。
     またもや『くいず』が現れる。それは十七歳となった、十年前の『高野生誘拐事件』の被害者であり容疑者の一人、高野生のもとに…。
     『くいず』が届けられるたびに勃発する事件、奔走する刑事たち。カヲルや白砂さんたちがバタバタするわけですが、彼らが動いている、というイメージがさっぱり沸かない。
     ドラマを観た人でも「はあ?」となるので、ドラマを観たことのない人はよけいに「はあ?」となる気がします。
     最後に出てくるロボトミー手術をしてるらしいという施設も、いきなり出てきたし。もっと前から、ネットやらその施設やら、深層部じゃないですけれども、そういうことに対する伏線をはっておくとか、考えたほうがいいんじゃあないかなあと。

     わたしの場合、漫画版のイメージが強すぎて、十年後の彼らを頭の中に思い描くことができなかった(とくに、漫画からはいったのでドラマは最後の巻だけレンタルし、最終話+αしか観ていないので、概要がよくわからない)という意識があるせいかもしれません。
     が、それにしたって、三人称(一人称よりの三人称かな…)で謎を含ませながら進むのであれば、もっと的確に伏線をはり、起承転結をはっきりさせるべきだと思います。

  • 書きたい気持ちはわかるけれど、読み終わると正直蛇足かなと思ってしまう。
    新しく得るものはなかった。

  • TBS系ドラマ『QUIZ』のその後、という形式で書かれた小説。可もなく不可もなく。

  • 「QUIZ」の10年後。
    何て云うんでしょう、ちょっと読み応え無かった感じでしょうか。
    桐子女史に白砂氏、緒方氏の10年後って想像つかなくて。
    10年前のイメージで読んでしまいました。
    予想通りの結末だったことに多少ありきたりな面を見せられましたけれど
    別にそれはそれで面白く思えましたが。

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