恋する和文様

著者 :
  • きこ書房
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本棚登録 : 54
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877711658

感想・レビュー・書評

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  • 美しい自然や季節の流れ。植物の可憐さや、動物の躍動感。信仰や祈り。生活に根付いたもの……。

    自分の目に焼き付けておくしかなかった写真もビデオもない時代。それは、今という瞬間を逃してしまえば、もう二度と出会うことがないのよね。
    だからこそ、古来の人々の創造力や信仰心や畏怖の心などは、わたしたちと比べものにもならない程のものがあったんだと思う。彼らは一瞬一瞬に思いを馳せ、消えては巡る儚さに身を焦がしてきたんじゃないかな。

    その一部が、神秘性や憧れ、祈りや願いを込めた文様として、現代まで残ってきたんだろうね。

    長い時を経て人々のあいだに大切に大切に伝わってきた。
    古代から受け継がれてきた素晴らしい伝統や歴史。
    ときには、形や意味合いも少しずつ変化するけれど、日本の美しいかたち和文様を大切にしていきたいよね。

  • たくさんの和文様は見ていて楽しい。
    こんな柄もあるのかと新しい発見も。
    由来や意味などもう少し詳しく知りたかったなあ。

  • 文様の成り立ちや意味など。
    見ているだけでも、文様がどれもかわいくて、ほんわかします。

  • 監修は男の方だが、本文は女性。
    可愛い和文様の切り絵を挿絵に、
    その紋のあらわす季節や、
    色々な御利益的も書いてあり面白い一冊。

  • 現在コメント準備中。

  •  端的に言うなれば、日本の伝統模様についての初心者用解説書。収録されている文様は「縁起を担いだもの」に焦点が絞られており、説明も平易なので、古典に詳らかではない人も安心して読める(笑)
     個人的に残念なのは、色鮮やかな表紙とは裏腹に、中身は二色刷りに終始しているということ。装丁上、仕方のないことだが、たまには多色刷りも見たかった。

  • 相対的な価値のカオスの現代だからこそ、長年経ても軸のぶれない伝統あるデザイン。

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