- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784878934537
感想・レビュー・書評
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L'abolition de la peine de mort
1981年、フランスにおいて死刑が廃止されるまでのバダンテールの闘い。
こうしたフランスにおける死刑廃止の動きを、そのまま日本における運動に結びつけることはできない。
それぞれの国の文化や歴史、政治の違いがあるから。
でも、世論の死刑存置の声の大きさを前にしながら、死刑廃止を勝ち取ったフランスにおける長い闘いが、日本に大きな教訓を与えてくれる、と思う。
フランス語で演説をするバダンテールの映像を見たけど、ホントに胸にまっすぐ届く。かっこいいなあ、と素直に思う。
やっぱり、揺るがない信念と情熱が生み出した結果なんだよなー。
日本にはこういう強さを持ったひとがいないから、まだまだ廃止には遠いだろうなあと思う。
死刑執行しないって言ってた元法務大臣千葉景子が、3人の執行にサインしたわけだから。
もーぶれぶれじゃないか。
ミッテランとバダンテール、そしてその他にも信念を貫いた多くのひとの、政治的勇気に感服。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Blog"蚕の桑"<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1423852.html " target="_blank">2005-07-05(蚕)</a>
EUは死刑廃止が加盟条件の一つだ。「そして、死刑は廃止された」は、フランスにおける映画「私は死にたくない」の「その後」である。 <a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1423852.html " target="_blank">...続きを読む</a> -
2007.3
ミッテラン政権下のフランスで、死刑を廃止にした法務大臣。大臣になる前、重罪院で死刑囚の弁護をしていた頃の話が殆ど。