夜のプロキオン (天球儀文庫 2)

著者 : 長野まゆみ

• 作品社 (1991年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[solala06さんの感想 · 2020年11月21日]

どうやらこの天球儀文庫シリーズは、アビと宵里の物語らしい
長野まゆみワールドの美少年はお菓子が好きだよな……

[くらむぼんさんの感想 · 2020年5月6日]

冬休みを湖畔の畔にある叔父の家で過ごすために、駅に待ち合わせたアビと宵里だったが、、、。
出てくるタバコや、コーヒースタンド、列車、駅の描写がとても素敵。。。ある出来事が起こらず、列車に乗れていたならどんな感じだったんだろう。どんな休暇を過ごしたんだろう、、、とそちらもぜひかいてくる書いてくれないかな、、、と思ってしまいました。

[とっこさんの感想 · 2018年9月30日]

冬期休暇アビと宵里は毎年宵里の伯父の家に行く。
11番線から午后6時半発の特急列車プロキオン。
アビにくっついてきた少年のために乗り遅れてしまう。

少年のパパは灰色の雪雲？
橇に乗ってきた 二人に橇は見えない。
背中に羽根が一本しかない小さな天使

スタアクラスタア
蜂蜜フレエクをまぶした房型のドーナツ
スヰトピイのかおり
サクサクとした歯ごたえ
食べたい！

天球儀通信が手書きじゃなくなってて残念。

[a0061878さんの感想 · 2018年3月3日]

学校も冬季休暇となり、叔父の家に行こうとしていた宵里とアビは、プラットフォームで少年を拾う。時計塔の上を漂う小さな雲〈天使の枕〉、雪の上に描かれたピアノ、ノエルの歌声、天使の羽。本当、綺麗だ。

[morimoriさんの感想 · 2016年10月4日]

図書館。途中までは幽霊の話かと思った。

[シルルさんの感想 · 2016年6月25日]

長野まゆみの初期作品。
1巻同様、イラストがきれいな本。

今回は冬季休暇に入り、アビと宵里が叔父さんの家に出かけようとするところから話が始まる。
迷子の子供のせいで予定の電車に乗れず、不思議な体験をするファンタジー。
クリスマスにぴったりのストーリーです。

昔の文体で、「大きく」ではなく、「おゞきく」や、「スター」ではなく、「スタア」などの書き方で、読みにくいと感じるかもしれないが、ストーリーにはこの文体が合っていると思う。

[よだきんぼさんの感想 · 2015年8月24日]

シリーズ中、何故か銀星ロケットだけ揃えてない…

[smile&rovinneさんの感想 · 2012年2月28日]

内容（「MARC」データベースより）
灰色の雲が、シャトン&バロン製菓会社の時計塔にひっかかっていた。
その雲はほつれたモヘアの毛糸玉を思わせる小さなかたまりで…。
鳩山郁子の画と散文詩を思わせる文とで構成されている
不思議な感覚を覚える本。

*☆*――*☆*――*☆*

[あゆみさんの感想 · 2011年2月2日]

絵本？

[もりくまさんの感想 · 2008年1月4日]

アビと宵里の物語。

著者プロフィール

長野まゆみ（ながの・まゆみ）東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」