銀星ロケット (天球儀文庫 3)

著者 : 長野まゆみ

• 作品社 (1992年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[solala06さんの感想 · 2021年8月23日]

長野まゆみの少年といえば”卵”…な、なるほど…たしかに…

[くらむぼんさんの感想 · 2020年5月6日]

叔父さんのことで頭がいっぱいな宵里に対し、拗ねてしまうアビ。なだめる宵里。意地をはるアビ。読んでいてとても微笑ましかったです。

[とっこさんの感想 · 2018年9月30日]

今や珍しくないイースターだけど、
第1刷1992.3.20の頃は知ってる人の方が珍しかっただろうな。
イースターは真っ白な帽子や手袋を新調するものなの？

宵里は伯父さんが来る事で頭がいっぱい。
アビが話しかけてもうわの空でイライラ。

最後のイラストの
アビの自転車にふたり乗りして岬に向かう。
カゴに大きなピンクのウサギをくくりつけ、岬で銀星ロケットの模型を打ち上げに行く。
ウサギがくくりつけられてないような。

宵里の次兄は里々。長兄は海里。

[a0061878さんの感想 · 2018年3月8日]

宵里が叔父さんのことで頭がいっぱいなせいでアビが宵里に嫉妬する。宵里に構ってもらえなくて拗ねるアビが可愛い。弟を見守る兄たちもいいな。

[シルルさんの感想 · 2016年6月25日]

長野まゆみの初期作品。
天球儀文庫の3冊目。

今回はイースター前夜の話。
アビと宵里が珍しく喧嘩をするストーリー。
よくある友人同士の喧嘩というより、むしろ恋人同士の痴話喧嘩に近いのだが。
きれいな言葉と描写で、恋人の言動には見えないが、一般的な友人同士とは違う話。
いやらしくも、気持ち悪くもなく、スムーズに頭に入ってくる。

[カシスさんの感想 · 2013年6月3日]

唐突に読み返したくなって再読。シリーズの３巻目。今くらいの季節の話だった気がしてたけど、完全に春でイースターの話でした。４巻が夏の話だったのは覚えてたんだけど。
読むのは３～４回目くらいの筈なんだけど、内容はうろ覚えで、断片的にしか覚えてなかった。
長野さんの初期作品は久しぶりに読み返したけれど、この頃の独特の文体というか文字の選び方というかがやっぱり好きだなと再確認した。内容的には10代の時の方が共感できた気がします。
装丁も素敵だし鳩山さんの挿絵も素晴らしいのに、絶版になってしまっているのは本当に残念でならないです。

[櫻うさぎさんの感想 · 2013年1月15日]

寝る前に読むのにちょうどいいです。

ちょっぴり幻想的な、砂糖菓子みたいな作品。

[smile&rovinneさんの感想 · 2012年2月28日]

内容（「MARC」データベースより）
復活祭(イースター)をあすにひかえた午后、
宵里とアビは市内を循環するトロリィバスに乗っていた。
イースターはふたりにとって特別な日だった。
しかも今晩は恒例の《銀星(ルナ)ロケット》の打ち上げもある…。

*☆*――*☆*――*☆*

[しゅきさんの感想 · 2007年12月27日]

3。

[emmaさんの感想 · 2006年6月17日]

長野まゆみ「天球儀文庫」シリーズ。装丁がオシャレ。鳩山郁子さんのイラストも秀麗。
最近文庫版で「天球儀文庫」として発売されましたが、イラストもないし、当初のオシャレでかわぃぃ雰囲気も台無し。。。。
中身は同じですが、デザインにこだわるなら４冊シリーズほうをオススメします。

著者プロフィール

長野まゆみ（ながの・まゆみ）東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」