町工場のものづくり (ちしきのもり)

著者 :
  • 少年写真新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784879814869

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  • 「みなさんは「ものづくり」という言葉を聞いたことがありますか?日本人は「ものづくり」が大変上手で、世界中が驚くようなものをたくさんつくっています。どうしたらそんなにすごいものをつくれるのでしょうか?「ものづくり」の現場をのぞいてみましょう。」
    はじめに 〜ものづくりとはなにか〜
    第一章 世界が驚く日本のものづくり
    一 惑星探査機はやぶさの成功
    二 町工場−縁の下の力持ち−
    三 新幹線も瀬戸大橋も
    四 痛くない注射針
    五 目の不自由な人でも絵が描ける筆ペンとは
    第二章 わたしの修業時代
    一 雑用という名の仕事はない
    二 おれとお前の髪の毛、どっちが太いか
    三 「機械にニンベンをつけろ」とは
    四 第二の修業、鉄から学ぶ
    第三章 一流のものづくりから学ぶ
    一 だれのためのスプーンか
    二 あっと驚く缶のふた
    三 砲丸の不思議
    第四章 働く人の心と暮らし
    一 腕さえよければいいのか
    二 ロボットにはなるまい
    三 楽な仕事と楽しい仕事
    第五章 これからの日本を生きる君たちへ
    一 働きかたを変える
    二 名工たちから学ぶこと
    おわりに

  • ものづくりは人づくり
    町工場は縁の下の力持ち
    日本の町工場から、数々の世の中、人々の役に立つものが生み出されてきました。

    勉強は一生だよ。みんな勉強家。受験勉強とは違う、自分の仕事についての勉強。実学の勉強家。

    コツコツと勉強し続けていけば、必ず世の中、人々のためになる優れた働き方のできる社会、世の中であってほしいと思いました。

  • 引き続き図書館で借りた小関さんの本を読んだ。
    子供向けで字も大きいし、なによりわかりやすい。最初の「大森界隈〜」では街の様子や人々の生活を細かく書かれていたが、こちらはものづくり職人のことをダイレクトに取り上げている。彼らの心意気に感動さえした。ともすると町工場なんて、と下に見られる立場だけれど、志があるというのはすばらしい。

  • 日本の小さな町工場で、世界を驚かす様々なものが生み出されています。職人たちは、何を考え、どのようにして優れたものを作っているのでしょう。大企業が大金をつぎ込んでもできなかったものを、知恵と工夫で生み出すすご技職人たちを、魅力的に紹介する本です。

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著者プロフィール

1933年、東京生まれ。
都立大学附属工業高校卒業後、旋盤工として町工場に勤務する。
そのかたわら、執筆活動をつづけ、作品を発表する。
◎おもな著書
『大森界隈職人往来』(朝日新聞社、81年)--第8回日本ノンフィクション賞
『粋な旋盤工』(風媒社)、『春は鉄までが匂った』(晩聲社)、『羽田浦地図』(文芸春秋)ほか

「1985年 『鉄を削る 町工場の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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