患者視点の新しい透析治療 わかりやすい計画から実際の処方まで

著者 :
  • 新興医学出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880027241

作品紹介・あらすじ

 透析治療に携わるすべての人(それは患者も含めて)が知りたいことは、目の前で行われている透析がよい治療なのか、そうでないのかということである。そして、もしよくないとしたらどのように変えていったらよいのかという道標である。
著者は長い経験によって、患者に負担のかからないよい透析を実践するため、愛Pod計画(Patient oriented dialysis)を導入して、日常臨床に取り込み、患者の負担を軽減している。愛Pod計画におけるよい透析とは、①血圧が下がらず安楽である、②透析後の疲労感がない、③かゆみ、イライラがない、④日常を快適に過ごせる、⑤体重が減らない、などというまさに患者のためのよい透析である。
本書を通じて、日本の透析医療が大きく変わり“患者の視点からの血液透析治療”が実践されて、医療者、そして患者が幸せになることを願うものである。透析医療に従事されているすべての医療関係者に必携の書としてお薦めする。

感想・レビュー・書評

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  • 政金医師が推進されいらっしゃる『愛Pod』計画を基盤に、どのような愁訴を傾聴すべきか、どう対応していくべきかという事を述べられています。
    それと共に、患者にラベリングをして一件落着、とする事を否定し、謙虚な姿勢で接する事の大切さを述べられています。

    また、特にドライウェイトの考え方については、ぜひ目を通して頂きたいです。
    自施設の設定は甘いかもしれないと自問されながらも、「毎回同じ体重で終わらなければならない、ということはむしろ不自然である」という言葉に共感すると思います。

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