女湯に浮かんでみれば。: 湯気の向こうに裸が見える。裸の向こうにこの世が見える。
- 新宿書房 (2009年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880083995
作品紹介・あらすじ
東京、女、風呂ナシ。だからこそ見えてくる、銭湯・女湯の世界。いま、こんなに濃密な空間がほかにあるだろうか?「元気に生きていく」コツがわかる、女湯散歩紀行。
感想・レビュー・書評
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湯道
入浴中に読書している人見たことあり。露天で多い。口笛は特に記憶なし。閉店間際の掃除は見たことあり。
銭湯用具は休日はほぼ常備している、私のは軽装備である。
女湯珍騒動
女なのに珍とはこれいかに。男湯ではありえないこと満載。東京以外の銭湯にも行っているようで地域柄が伺われる。女湯≒おっぱい&化粧。男湯≒彫り物。
銭湯にお願いしたいこと⇒平日の朝湯。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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女湯に浮かんでみたい
そういえばわたしが小さいころ、近所にお風呂やさんがありました。ばあちゃんは内湯があるのにもかかわらず時々連れていってくれました。
銭湯は日本のすばらしい文化です。日常のなかにどう位置付けるのか、つくづく考えさせられました。
いやみのない読みやすい、ホッとするよい本でした。
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いいなー、銭湯。
調べてみましたが、当然近くになし。
今度アパート変える時は近くに銭湯があるかを頭に入れてみよ。 -
ゆる系エッセイ、と思いつつ、
読後には市井の女性のタフな姿が印象に残る。
前の本はじいちゃんだったが、今回ははからずも凛としたばあちゃん(笑)
私も銭湯は好きで、以前はあちこちよく行ってたけど、
彼女のように交流を持つということはないなあ。
http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-1669.html -
風呂屋は幾何級数的に減っているとか。
お風呂に行きたくなる本です。そんだけ、だけど。行きたい。
「公衆浴場文化が深く根付いているイランでは”女湯のようだ”というのが騒がしさを示す慣用句になっているらしい」19p -
いまどき風呂なしのアパートに住む女子がいたのか。でも銭湯が家の近くにあるならそれもいいか、と思わせるエッセイ。
みんな銭湯に行こう!
特に仕事で精神的にマイッてる人は、気分転換に効果絶大。
(体験済み) -
銭湯でであう人たちとの交流をえがいた、
風呂なしアパートに住まう女流エッセイストの処女作。
銭湯にはさまざまな人が集う。そんな人間模様をからりと笑える、リズミカルな文章でつづっている。
それでいて最後の話には、銭湯通いしていた叔母のことを思い出させられて、ほろりと泣けてきた。
子供のころ、叔母にはよく銭湯に連れていってもらったものだが、生涯独身ながらも楽しく、父親を早く亡くした家族の大黒柱となって生きた人だったことを思い出してね。
女性にしか書けない銭湯本だと思う。
都内の銭湯も激減している今だからこそ、一読を。 -
あえて風呂なしに住んで銭湯通い。住まいは神楽坂かな~。いいね、憧れますね。見え隠れする自己主張がけっこう辛辣かも。
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湯船の中に、女の道の歩き方が見えてくる。はだかだからかな。
東京堂の三階で購入。あそこは危険だ。