天來の獨樂: 井口時男句集

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  • 深夜叢書社
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  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880324258

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  • 良く似たというか世の中にはまったくの同姓同名がいるものだということで、まあいいや未知の俳人の句集でもたまには読んでみようか、ということで入手したこの句集、な、なんと、やっぱりあの高名な文芸評論家の井口時男、その人の句集なのでありました。

    井口時男といえば1983年に「物語の身体」という中上健次論で群像新人文学賞評論部門を受賞したなどということを知っている私は、中学生のころになんとなく、小説家よりも文芸評論家の方がええやんか、と京都弁で漠然と思っていたことがあるからです。

    様々な文学全集を読んできて、特に好きな熱狂する作家も見出してきましたが、いざ自分が書くとなると一貫した作家像など創りようがなく、あるいは変幻自在の作風で、毎作 異なった文体・テーマ・行文で書くならともかく、それでも飽きっぽい自分には純文学・SF・ミステリー・怪奇幻想・時代小説と興味と関心の赴くまま、他人の褌で相撲を取るように自家薬籠中のものとする文学評論の方が格好良くて、好きな読書がイコール仕事になるなんて最高、などと思っていたものでした。・・・

    ・・・続きは、また今度。

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著者プロフィール

"文芸評論家。 1953年新潟生まれ。東北大学文学部卒業。1983年、中上健次論「物語の身体」で群像新人文学賞評論部門受賞。東京工業大学助教授、のち教授。1994年『悪文の初志』平林たい子文学賞受賞、1997年『柳田國男と近代文学』伊藤整文学賞受賞。
著書『物語論/破局論』(論創社)『悪文の初志』(講談社)『柳田国男と近代文学』(講談社)『批評の誕生/批評の死』(講談社)『危機と闘争 大江健三郎と中上健次』(作品社)『暴力的な現在』(作品社)『少年殺人者考』(講談社)『天來の獨樂』(第一句集、深夜叢書社)共著『文学を科学する』(岩山真,徃住彰文共著、朝倉書店)
"

「2019年 『蓮田善明 戦争と文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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