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- Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880324258
感想・レビュー・書評
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良く似たというか世の中にはまったくの同姓同名がいるものだということで、まあいいや未知の俳人の句集でもたまには読んでみようか、ということで入手したこの句集、な、なんと、やっぱりあの高名な文芸評論家の井口時男、その人の句集なのでありました。
井口時男といえば1983年に「物語の身体」という中上健次論で群像新人文学賞評論部門を受賞したなどということを知っている私は、中学生のころになんとなく、小説家よりも文芸評論家の方がええやんか、と京都弁で漠然と思っていたことがあるからです。
様々な文学全集を読んできて、特に好きな熱狂する作家も見出してきましたが、いざ自分が書くとなると一貫した作家像など創りようがなく、あるいは変幻自在の作風で、毎作 異なった文体・テーマ・行文で書くならともかく、それでも飽きっぽい自分には純文学・SF・ミステリー・怪奇幻想・時代小説と興味と関心の赴くまま、他人の褌で相撲を取るように自家薬籠中のものとする文学評論の方が格好良くて、好きな読書がイコール仕事になるなんて最高、などと思っていたものでした。・・・
・・・続きは、また今度。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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