清潔育児をやめないか? (ちいさい・おおきい・よわい・つよい No.121)
- ジャパンマシニスト社 (2018年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784880499215
作品紹介・あらすじ
◇病気に楽天的になる 克服するより、うまくつきあう
進化医学 いま、からだの力を見直すとき
感染症のとらえ方 世の中、病気のうつしあい
感染症にかかるメリット 保育園へ通った人はアレルギー病になりにくい?
かぜ予防 「マスク・うがい・手洗い・人ごみを避ける」は有効か?
発熱・嘔吐 待つことは最良の治療法
アトビー 漢方や食事療法は○、ステロイド軟膏はxc
ぜんそく 大切なのは、ゆったり過ごすこと
からだの痛み もし痛みがなかったら生きていくのもたいへん
親の不安 こんなにも不安感がただようのはなぜ?
◇薬は万能じゃない 「早く、ちゃんと治したい」の落とし穴
薬の使い方 メリットとデメリットを天秤に
抗生物質 あいもかわらず乱用状態です
漢方薬 それでも、こどもに使うとき
対談 「こどもと薬」をめぐる、いま
医療現場から見えてくること 石川憲彦(児童精神神経科医/「ち・お」編集協力人)山田真(小児科医/「ち・お」編集協力人)
◇医学の上手な利用法 「なんにもわかっていない」ことを知る
健康診断 目くらましにだまされない
感染症の迅速診断 医者が好き勝手におこなわないように
遺伝子問題 イヤな感じを大事にしたい
代替医療 科学的根拠もない、でもあなどれない
予防接種 医者の意見が分かれるのは、なぜ?
医者へのかかり方 納得のいく医療を受けたいなら
おわりに 医者の仕事はなにかといわれたら
感想・レビュー・書評
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不安になったり疑問に思った時に、読み返したい1冊。
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清潔、薬、検査など、病気を治す、病気悪、という考え方はやめて、人間の本来の治癒力を大事にして、自分なりの生き方を考えよう、という本。
ゆったり過ごすって難しいよね。
病気の治療法として、治るのを待つだけ、というのも根性入りますよね。
世間がこうしてるからこうする、という世間への責任転換はやめて、自分が正しいと思う方向で病気と向き合おう。病気に限らずですね。
なんか良くなさそう、という自分の直感を信じよう。そして、直感を磨こう。
自分なりの病気との向き合い方、生き方を考えさせてくれる本でした。
ステキな問題提起の本だが、根拠となる事例の取り上げ方がやや薄いのか、なんか説得力に欠けるので、星少なめ。