自立力を磨く

著者 :
  • 而立書房
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本棚登録 : 148
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880594255

作品紹介・あらすじ

お金と組織に依存しないで豊かに生きたい……
自由に、クリエイティブに、誇り高く生きたい……
そう考える人が世界中で確実に増えているようだ。資本主義の破綻が、予感から確信へと変わってきたのだろうか。
お金と組織に依存しないで豊かに生きるためには、自立力が必要だ。
ここで言う自立力とは、安定的な地位や収入を実現することではない。自立力の中身は
『自給力』─食べ物・住まい・エネルギー……を自分で愉しく作る力
『自活力』─必要な現金は、仕事を創って愉しく稼ぐ力
『仲間力』─仲間をつくり、仲間と協力して愉しく生きる力
の3つだと僕は思う。資本主義が破綻しても力を失うことはない……。
自立力を磨いた人たちが共生して、平和な人生と社会を営む……そういう文明の到来を切に願いたい。

感想・レビュー・書評

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  • 火傷で自宅療養していた際に購入し、読みかけで積読になっていた。

    この度、若い人に勧めたい本を紹介するにあたり読み直した。
    コロナ禍で、在宅ワーク、リモート、いろいろ社会状況が変化してきたが、これから生きる人たちに必要なのは、「自立力」に他ならない。
    固定概念や常識、うわっつらの体面に囚われていては、もはやこの世界を生き抜けなくなってきていることは確かだろう。だからといって、学校や親が教えてくれることには限界がある。
    この本は多種多様な生き方のガイド本である。中高年なら「ああ、そういえば、むかしはこんなことやってたな〜」ということでも、若い人には初めてのことが多い。本来なら先祖から受け継ぐべき知恵や技術が、分断されてしまったのも便利な科学技術や資本主義の影響とも思える。失われた時間と知恵と技術を取り返すべく、私たちは次世代へ向けて生き抜いていかねばならい。そんなメッセージと希望を感じる一冊だ。

  • 昔の生活の知恵を今っぽく

  • 百姓のすすめの現代版。仲間の必要性は確かにそうなんだが、かえって難しいところもあり。

  • 2021年3月20日の東京新聞読書欄で紹介。自立力というけれど、いいたいことは「物事にできるだけ依存しない」生活のことだと思う。面白がって取り組んでいるところはすごくいい。考えてみれば自分でも3.11やコロナ以降、発酵食品を作ってみたりといろいろやってみて「面白い」と感じるものが一番長続きしているなあ

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著者プロフィール

1944年生まれ。工学博士。日本大学工学部教授。非電化工房、発明工房、発明起業塾などを主宰。科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞。電化製品の非効率性を説き、電力を使用しない家庭用機器を設計・製作する(代表例に冷蔵庫・除湿器・掃除機・髭剃など)。さらにそうした研究成果を、インフラ整備が行き届かないモンゴルやナイジェリアなどの地域に対して提供している。

「2020年 『新装版 月3万円ビジネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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