鷗外の怪談

著者 :
  • 而立書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880594316

作品紹介・あらすじ

2014年に初演され、ハヤカワ「悲劇喜劇」賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した劇作「鷗外の怪談」(永井愛 作・演出)。2021年11月上旬から東京芸術劇場をはじめ、埼玉・長野・山形・滋賀・兵庫・山口・静岡・愛知・北海道を全国ツアー再演いたします。
高名な作家として尊敬を集める一方で、政権中枢に近い陸軍軍医総監でもあった森鷗外を家庭生活の場から描き、その内面の謎に迫る歴史文学ドラマ。

感想・レビュー・書評

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  • 二兎社「鴎外の怪談」現代に通じる“知識人”鷗外の苦悩と葛藤|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/297951

    二兎社四十周年記念公演 | 鷗外の怪談 | 作・演出 永井愛
    http://www.nitosha.net/nitosha45/

    而立書房
    http://jiritsushobo.co.jp

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      『鴎外の怪談』(永井愛 作)をみて | レイバーネット
      http://www.labornetjp.org/news/2021/16381...
      『鴎外の怪談』(永井愛 作)をみて | レイバーネット
      http://www.labornetjp.org/news/2021/1638196883392staff01
      2021/11/30
  • 戯曲はあまり読んだことがなかったけれど森鴎外を扱っているなんて珍しい気がして読んでみた。
    最初は登場人物の設定や言い回しに慣れなくて面食らったけけれど、馴染んでくるとエッセンスが凝縮されているのがわかり、すっと入ってくる。それどころか、段々有無を言わせぬ説得力を持って迫ってくる。
    特に永井荷風の『あれほど深い絶望も、苦悶も反抗心も日本人は抱かない。あれほどに自由を求める心もない。…』という科白は今も全く古びていない。大きな局面を迎える度に常に日本人の示す反応(自分も含め)はこれであると、常々感じるものだった。

    とても上手くまとめられていて、興味深かった。戯曲に対する敷居も下がったように感じられた。

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著者プロフィール

1951年 東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。
1981年 大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。
第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第1回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田國士戯曲賞、第52回読売文学賞、第1回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」、第65回芸術選奨文部科学大臣賞、第60回毎日芸術賞などを受賞。
主な作品
「時の物置」「パパのデモクラシー」「僕の東京日記」「見よ、飛行機の高く飛べるを」「ら抜きの殺意」「兄帰る」「萩家の三姉妹」「こんにちは、母さん」「日暮町風土記」「新・明暗」「歌わせたい男たち」「片づけたい女たち」「鷗外の怪談」「書く女」「ザ・空気」「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」「ザ・空気 ver.3 そして彼は去った…」「私たちは何も知らない」

「2021年 『鷗外の怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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