ライネフェルデの奇跡 まちと団地はいかによみがえったか (文化とまちづくり叢書)

  • 水曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880652276

作品紹介・あらすじ

ライネフェルデの“まちづくり”は、ジャーナリストなら誰でもこのまちのサクセスストーリーを書きたい衝動に駆られる。
 この“まち”の発信する情報は「ゼロ成長」でもやれる、と元気づけられるものばかりだ。“まち”が好ましい方向に発展し、ユニークで豊かな生活環境を創れるのは、人口増や産業の成長と共に進む時代だけとはかぎらない。“縮退するまちの時代”にもチャンスはあるのだ。
 ライネフェルデの“実験“で分かったのは、人口減少による過疎化や成長の減速という回避できない現実がもたらす全ての問題も、毅然として計画的に立ち向かえば克服できるということなのだ。そこでは、都市経営の収益性が一時は低下したとしても、ネガティブ・ファクターは除去してポジティブ・ファクターをできるだけ伸ばそうという合意が成立していたのだ。
 本書の著者たちは都市の専門家であり、旧東独の社会構造の破綻がもたらした一般的現象を熟知している。
 各章では各自が自問しつつテ◯マの核心に迫ることを目指した。G. ツヴィッケルト担当のフォトエッセイは、我々が次第にテ◯マに近づくプロセスの記録である。優れたフォトグラファーの彼は現実の建築や都市の姿を記録したが、これは(略)完成した都市の美しいパノラマとし見てもらいたいと考えた。
このパノラマこそ、多くの関係者、協力者、参加者が高く掲げた目標に向かって粘り強く創りあげた、世界でも稀な新しい風景と言える。本書の読者には、これを手に“ライネフェルデの奇跡”の様々な側面を現地で確認することをお勧めしたい。
著者代表 W.キール

感想・レビュー・書評

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    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/55258

  • 欧米の団地は美しすぎる。緑の軸と彩度の高い外壁、無駄が無いシンプルなデザインの融合。まちに関わる人に共通の意思が感じられる。

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