金融ワンワールド 地球経済の管理者たち

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  • 成甲書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880862897

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  • <メモ>
    喜田貞吉
    南紀徳川史
    藤井厳喜 KFRリポート
    川田順 住友物語

    <引用>
    p.37 「CDSの買手は、EU諸国が束になっても解合いに持ち込めないほどの手強い相手だった」

    p.43 「日本でも戦前は株式の先物取引がありました。」

    p.82 「神聖同盟の真の意味は「欧州王室連合」の成立にあり、それは「世界王室連合」を睨んだもの」

    p.85 「シオニスト(ユダヤ第一種)―ユダヤ教徒
         A=スファラディ(セム系)、ミズラヒ(セム系)
         B=アシュケナージ(トルコ系)
        ワンワールド(ユダヤ第二種)―見做しユダヤ
         ヴェネツィアン・コスモポリタン(シュメル系)
          宗教ワンワールド―ヴァチカン
          世界王室連合―王侯貴族(金融ワンワールドに利用される)
          白人至上主義者―WASP(ワスプ)
          (軍事ワンワールド―各国海軍将校・砲兵将校)
        金融ワンワールド(混在)―実質無宗教
         ロスチャイルド、モルガン、ロックフェラー」

    p.94 「実際のワンワールドは金融部門だけでなく、宗教部門・軍事部門を併せて三つの部門に分かれているようです。」

    p.108 「コスモポリタンの歴史は常にスファラディの歴史に包みこまれていますから、スファラディを追っていけば容易にたどれます。」

    p.110 「現在の日本人の構成要素を大別すると、
     (1)縄文人
     (2)弥生人
     (3)古墳人
        となります。
      縄文人は、[...]大別すると、
     (1)土着アイヌ人
     (2)先住海人族「ヘイ」
     (3)渡来シュメル族「タチバナ」
      になります。弥生人は、
     (1)縄文末期に渡来した古イスラエル北王国十支族(海部・物部・秦)
     (2)海部氏が率いてきた倭族
      のことです[...]。古墳人は、
     (1)崇神天皇以後の渡来系騎馬民族
     (2)応神期に秦氏が朝鮮半島から呼び寄せたツングース系人
      です。」

    p.111 「アッシリアの支配から逃れ、海路を東に取ってユーラシア大陸の東南沿岸を北上していたアマベ氏は、[...]倭人を率いて船出します。」

    p.112 「アマベ氏はまた、日本に古イスラエル以来のオリエント多神教をもたらし、太陽神ホアカリを祀る神社を天橋立に建て、自ら祀官となります。[...]滋賀県守山市伊勢町から阿村町および栗東市野尻にかけての、弥生時代後期の巨大な集落遺跡[...](、)ここは間違いなく、アマベが支配したクニなのです。」

    p.116 「アマベ氏がもたらした古イスラエル神道は日本神道の基本的根底を成します。」

    p.118 「天孫史観の『古事記』は、すべての天神をイザナミ・イザナギおよび天孫ニニギ系に統合して皇室の先祖とした万世一系論の関係上、応神渡来説のごときは、異説というより完全否認する必要があったのでしょう。」

    p.119 「『倭姫命世紀』において[28]奈尾之根宮の条[...]の意味するところは、出雲・摂津・伊勢の先住海人連合を天孫イハレ彦(神武天皇)が打ち破って平定する話です。」

    p.126 「モノノベ氏は、アマベ氏と同じくイスラエル北王国の末裔ですが、アマベよりは遅れて、天磐楠船と称する巨船艦隊に乗じて渡来しました。」

    p.127 「『先代旧事本記』は、アマベ・モノノベ系の古伝承を九世紀から伝えてきたもので、換言すれば古イスラエル人渡来の証拠なのであります。」

    p.128 「秦氏も古イスラエル北王国の十支族の末裔ですが、海部・物部の両氏とは異なり、シルクロードを通って、やや遅れて日本列島に渡来しました。」

    p.130 「秦人はもともと商業人なので、当時国際交易特区だった朝鮮半島南端の任那を本拠として、柵で囲い、楼観を構えて交易を始めます。秦氏の居留地は辰韓と任那の国境にあり、秦韓と呼ばれていました[...]。秦氏は一種の華僑」

    p.135 「応神王朝お成立により、新時代が始まります。古イスラエルの末裔の秦氏が政府の財政機構たる「大蔵」を独占支配して、国家財政を掌握します。そればかりでなく秦氏は、産業振興にも注力します。その特色は何といっても、養蚕と製糸、紡績など繊維産業の技術を日本に持ち込んだことです。[...]当時の秦君は秦河勝でしたが、朝廷の最有力者蘇我氏と密接になり、厩戸王(聖徳太子)に近侍して仏教興隆に努めます。」

    p.137 「五世紀末ころに越前(近江説もあり)を統治していた男大迹王(オホド)が、系図上で応神五世の子孫であることから、第二十五代の天皇を継ぎます。[...]継体天皇を支援したのは大伴氏ですが、背後勢力は北陸の縄文人系海人衆と思われます。」

    p.138 「カナーン人の数祀した牛頭神バアルは、[...]日本では須佐之男命と呼ばれ、祇園社の祭神牛頭大王として各地に痕跡を残しています。」

    p.141 「継体崩御から欽明の即位に至るまで、朝鮮半島情勢に起因する全国的な内乱が生じた」

    p.142 「大海人皇子は海人勢力の根拠地吉野に隠棲して難を躱そうとしますが、天智の崩御後に帝位を継いだ大友皇子に危険を感じた海人勢力が、大海人皇子を促して反乱を起こしたのが壬申の乱です。」

    p.144 「先住海人族の中心は、太古にタチバナ氏を海路日本に運んできたサカイ族と考えられます。[...]日本では「ヘイ」(地下の平家)と呼ばれました。」

    p.149 「天武天皇は、聖典『古事記』を編纂せしめて国家神道を立てますが、教義の根本をニニギ‐アマテラスの天孫史観に置いたのは、身内同様(あるいは実際に身内)の海部氏の海部神道とニギハヤアヒの物部神道を根底に敷きながら、天孫族との大連立を図ったものと思われます。」

    p.154 「現皇室でも、正子妃殿下の父小和田氏の家紋は「丸に橘」です。小和田氏が出た和田氏は、明らかに熊野神官に遡るタチバナ族で、楠正成と同族です。」

    p.155 「タチバナ氏はアマベ・モノノベの渡来より遥かに古く日本列島に渡ってきた海人族です。[...]コスモポリタンの分流であることは間違いありません。」

    p.156 「隼人は、風習・形質を見ても明らかにポリネシア=インドネシア系です。[...]本拠は大隅・薩摩の地で、古くから国禁を度外視して東南アジアの海洋を自由に往来し、各地の同族と通行してきました」

    p.158 「島津氏も、出自は秦人から出た武人にあるとされてます。」

    p.159 「真相は、前年に豊後水道に漂着(を装って来着)したポルトガル船が日本側に持ちかけた鉄砲商談が根来寺に伝わり、対明貿易を盛んに行っていた根来衆の杉乃坊津田監物が興味を抱いて、根来寺の対明貿易船の拠点だった種子島の領主種子島氏に商談の仲介を依頼したのでしょう。[...]当初から堺で鉄砲を生産する意図が窺われます。」

    p.160 「日本でも伊集院の刀鍛冶集落で日本人とポルトガル人の通婚が行われ、鉄砲鍛冶が生まれましたが、その子孫は薩摩藩の下士となって鹿児島城下に移り加治町方限に住みます。薩英同盟を結んで明治維新を主導した維新の元勲は、多く加治屋町方限の出で、[...]明治日本に与えた影響には甚大なものがあります。」

    pp.161-2「貿易相手国がポルトガルからオランダに後退した以後も混血は続けられます。[...]日本ではなぜか「タカス」と呼ばれています。」

    p.162 「ワンワールドの中核は、シュメルに発したコスモポリタンです。[...]シュメル・コスモポリタンは一般にヴェネツィア・コスモポリタンと呼ばれますが、ヴェネツィアに入る前に別れた分流も勿論います。[...]その一部は、[...]賜姓橘氏となります。[...]一部は[...]賜姓平氏となりました。」

    pp.162-3「古イスラエル人は、[...]カナーンに入ったアマルナ衆は、イスラエル王国を建てますが、北部でカナーン人と通婚した支族は元のオリエント多神教に戻りましたが、南部のアマルナ衆は一神教に固執してイスラエル本国から分離し、ユダヤ王国を建てました。北部カナーン人はアッシリア人に滅ぼされてカナーンを追われ、海路をたどり日本に渡来してアマベ氏・モノノベ氏となりました。また別の坊流派陸路シルクロードを辿り、秦氏となって朝鮮半島から渡来し、宇佐八幡を帆虚としました。」

    p.168 「ウィーン体制の重要店は、[...]スイスが、一八一五年のウィーン議定書により永世中立国になったことです。これはスイスが欧州王室連合の金庫国と定められたことを意味します。またウィーン体制の隠れた最重要点は、[...]ロスチャイルド商会が誕生したことです」

    p.170 「ロスチャイルド家の資産は、皇帝ナポレオンのおかげで急激に増えたわけです。」

    p.173 「パリ・ロスチャイルド商会は、資金難のヴァチカンに資金援助を行って教皇庁と親密になりましたが、その後ロスチャイルド銀行は、ヴァチカン銀行(宗教事業協会、略称「IOR」)の投資業務と資金管理を行う主力行となっています。」

    p.197 「一般企業家に貸して回収に煩うよりは、国に貸した方がずっと簡明と気づいたヴェネツィア・コスモポリタンの銀行家は、一般金融なぞは傘下の市中銀行に任せて、折から成立した近代的国民国家に対する国債金融を本領とします。」

    p.230 「過剰消費こそが、二〇〇〇年代から各国で起こした住宅バブルの真の目的だったのではないか」

    p.243 「日本にも魔孫(マッソン)めいた秘密結社があるらしく、東大法学部はその草刈り場で、教授の中にも出先がいて、家系血統を基準に学生を密かにピックアップしていた」

    p.259 「勢力均衡こそが、国債貸倒れを防ぐためにワンワールドが取る基本的な方法なのです。」

    p.260 「世界でも日本でも、金融ワンワールドと軍事ワンワールドの競合により大局が生じているという観点に立ち、金融ワンワールドの革新がユダヤではなくヴェネツィア・ワンワールドであることを明らかにし、その分派が日本にもいることを示しました。日本では天孫騎馬民族と海洋民族という「日本在住ワンワールド」が競合しながら歴史を形成しましたが、地政学上のリムランド(縁辺地域)に属する日本が、世界経済に雄飛しえたのは、実にその競合がうまく働き、秩序を誇る倭人族の勤勉と相まった結果というのが本稿の結論です。」

  • 落合 莞爾 (著)
    日本と世界の金融経済の裏のウラを熟知した男、15年ぶりの書き下ろし!

    地球経済を統べる者たちは実在する・・・・
    ロンドンの金融界にビッグバンが生じた経緯を見れば、世界の金融カジノに隠れオーナーが存在していることが容易に察せられる。それは通貨を創造して通用させ、国家に貸して金利を得てきた勢力、彼らこそが「金融ワンワールド」なのである。

    金融ワンワールドの正体、そして日本に渡来した分流の歴史・・・・
    ギリシャ国債の元利が免減され、同国債保有者に支払われた金利は実質的にマイナスとなり、日本から始まった「ゼロ金利」が先進各国に拡散する。日本では最高裁判決により、サラ金がこれまで収奪してきた過払い利息の返還が命じられた。これらはともに、世界権力が国家に、国家権力が個人に介入する「金融社会主義化」の動きである。今後の地球経済を予見するには、正体が分からぬままユダヤとか国際金融勢力と呼ばれてきた「信用通貨創造勢力」の淵源と沿革を知ることから始めねばならない。

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著者プロフィール

落合 莞爾
1941年、和歌山市生まれ。東京大学法学部卒業後、住友軽金属を経て経済企画庁調査局へ出向、住宅経済と社会資本の分析に従事し、1968~69年の『経済白書』の作成に携わる。その後、中途入社第1号として野村証券に入社、商法および証券取引法に精通し、日本初のM&Aを実現する。1978年に落合莞爾事務所を設立後は経営・投資コンサルタント、証券・金融評論家として活躍。日本および世界の金融経済の裏のウラを熟知する人物として斯界では著名な存在である。著書に『金融ワンワールド』、落合秘史シリーズ として『明治維新の極秘計画』『南北朝こそ日本の機密』『国際ウラ天皇と数理系シャーマン』『奇兵隊天皇と長州卒族の明治維新』『京都ウラ天皇と薩長新政府の暗闘』『欧州王家となった南朝皇統』『日本教の聖者・西郷隆盛と天皇制社会主義』、』國體古代史に敢然と挑んだ『天皇とワンワールド(国際秘密勢力)』、『天皇と黄金ファン』、「天孫皇統になりすましたユダヤ十支族』(いずれも成甲書房刊)がある。

「2017年 『活字に出来ない《落合秘史3》』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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