ポーと日本: その受容の歴史

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  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (720ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882026488

作品紹介・あらすじ

ミステリーの元祖エドガー・アラン・ポー(1809〜1849)は、夏目漱石、森鴎外、谷崎潤一郎、平塚らいてう、江戸川乱歩、小林秀雄ら日本の作家・知識人に多大な影響を与えた。その影響の驚くべき内容を克明に辿った貴重な受容史!ポーの「モルグ街の殺人事件」によってミステリー小説は始まるといわれ、「黄金虫」、「黒猫」、「盗まれた手紙」、「アッシャー家の崩壊」と、この分野の原型となる作品を彼はほとんど書き上げている。また「大鴉」よって現代詩に多大な影響を与えた詩人としても世界的に有名である。明治20年の『黒猫』の初の翻訳から最近作の『マラルメの「大鴉」が生まれるまで』の翻訳書、研究書などを踏査した初の受容史。他に「世界文学におけるポー」、ポーの足跡を訪ねた「ポー紀行」、110頁にわたる詳細な書誌を付す。

著者プロフィール

1943年生。富山県高岡市出身。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在 法政大学社会学部教授。著書に『幕末異人殺傷録』(角川書店、1996)『白い崖の国をたずねてー木戸孝允のみたイギリス』(集英社、1997)『日本史のなかのフランス語ー幕末明治の日仏文化交流』(白水社、1998)『海を渡った幕末の曲芸団ー高野広八の米欧漫遊記』(中央公論新社、1999)『プリンス昭武の欧州紀行ー慶応3年パリ万博使節』(山川出版社、2000)『日本とイギリス』(山川出版社、2000)『ポーと日本ーその受容の歴史』(彩流社、2000)ほか。

「2002年 『ポー 若き日の手紙 未発表書簡集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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