北アフリカ地域統合と民主化: アラブマグレブの選択

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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882029830

作品紹介・あらすじ

独自の社会と文化を持つ商業圏を過去に形成したマグレブは19〜20世紀前半ヨーロッパ列強の植民地支配を受け、第二次大戦後個別に独立を遂げた。当時、農・鉱業を主な経済基盤としていたマグレブ諸国は、各国の地政的与件の中で近代工業の導入をはかり成長への努力を続けてきたが、1989年アラブマグレブ連合を結成し、統合への一歩を踏み出した。
 第Ⅰ部は、独立から1990年代初期までに生じた三次にわたる危機に対応するマグレブの変成を政治的・経済的環境に照らして跡づけた。第Ⅱ部では、連合結成後の軌跡を他地域と比較検証し、1995年バルセロナ協約で拓かれた新しい枠組みである「ユーロ・地中海プロセス」の意義と射程を、今後選択する方位から考察。また民主化に関しては、各地の研究者の幅広い視野と論潮を通して可能性を探る。

著者プロフィール

1927年 大阪市に生れる
1998年 筑波大学修士課程(地域研究科)修了
2003年 同博士課程(社会科学研究科)修了
本書は同大学の博士論文。

「2005年 『北アフリカ地域統合と民主化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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