みんなにあげる (そうえんしゃ・日本のえほん 6)

著者 : みやもとただお

• そうえん社 (2006年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

オリンちゃんとおおばあちゃんはずーっと、なかよし。ひめりんごのみをだれとだれに、あげちゃったか…?すてねこちゃんでしょう、あのこでしょう、えーとね、すきなこでしょう…。ベッドで、くりひろげられるふたりのたのしいお話。

感想・レビュー・書評

[杉二図書館さんの感想 · 2010年6月14日]

6年生へ　─　リーディングバディ向けの絵本　2010/06/11

[Azusa２号さんの感想 · 2010年4月9日]

3歳0ヶ月の娘が自分で選んだ本。大きかったから手にとりやすかったらしい。
一個しか生らなかったひめりんご、何故一つしか持って来れなかったかについて、理由を次々と探すおりんちゃん。全てを見通して、なおかつ彼女の嘘を楽しむおおばあちゃん、という図式は、読んでいる親としては非常に微笑ましい。ただ、3歳にはこの機微わからんよなあ。とりあえず理解したのは「【ひめりんご】という小さいリンゴがこの世の中にはある」という事だけだったみたいです。自分から「嘘を吐く」ということがわかるようになったら、おりんちゃんの気持ちわかるかな。「優しい嘘」を吐きたくなる瞬間がわかるようになったら。

著者プロフィール

1947年、東京都に生まれる。『えんとつにのぼったふうちゃん』（ポプラ社）で絵本にっぽん賞、『ゆきがくる？』（銀河社）で産経児童出版文化賞、『ぬくい山のきつね』（新日本出版社）で赤い鳥さし絵賞、『さらば、ゆきひめ』（童心社）で日本絵本賞を受賞。『やぶ坂からの出発』（小峰書店）、『ギフトオブライフの心』（ポプラ社）、『いればのガタくん、そらとんだ』（文溪堂）、『ぼくとおじいちゃん』（くもん出版）、『ゆうれいばあちゃんのねがい』『かえってきたドロンコ』『はっぱのゆうびんやさん』（文研出版）など作品多数。

「2021年 『うみが みえます』 で使われていた紹介文から引用しています。」