やさしく殺して (ビーボーイノベルズ 187)

著者 : 松岡なつき

• ビブロス (1999年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ariesさんの感想 · 2013年2月14日]

攻め：ギャンブラー・ロジャー
受け：トレイス


キーズに住んでるゲイのトレイスは男に振られて1か月もグダグダしているうちに「ポーカーラン」の季節になっていたことを知る。
ポーカーランとは毎年9月に行われるフロリダのイベントで、ハーレーダビッドソンに乗って島々を渡りながら海上にある船でポーカーをするというもの。そしてそれにフロリダ中の賭け事師が集まってくる。
トレイスは島にやってきたロジャーと出会い身体を重ねるが実は彼はトップクラスのプレイヤーだった。


ポーカーランの事が詳しく書かれている割にはその実際のゲームの描写は少なくて、そこへ行くまでの2日間の恋愛模様。なんだけど、これといって何かがあるわけではなくて、あっさり恋に堕ちてさらりと進んでいった感じ。もちろん、生活習慣も住む世界も違うということで受けがグチグチ悩むのだけれど、それだけ。
この恋、上手くいくのかな？？

当時の作品はこうゆう緩い話が流行っていたのかな？
キーウエストの様子はよく分かりました。