サッカ-ビジネスほど素敵な仕事はない: たった一人で挑戦したFCバルセロナとの取引

著者 :
  • 出版芸術社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882933991

作品紹介・あらすじ

バルサ、ミラン、ユヴェントス、アーナセル!欧州ビッグクラブを股にかけたビジネスライフ!公式サイト運営、オンラインショップ、バルサスクール、観戦ツアー…無限に広がる可能性!ビジネス素人の状態からバルサのソシオ受付代理業を立ち上げた著者が語る夢とビジョン。

感想・レビュー・書評

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  • サッカービジネスの先駆者の話。

    気になった人は今すぐ読んでほしい。
    日本で注目されているあの選手が絡んでいる今だからこそ、著者の活動の偉大さがわかる本。

  • これからこういう人が増えていくといいと思います。

  • 好きなキーワード
    サッカー
    外国
    こども

  • 日本サッカー界のレベル向上には小中学生からの底上げが必要という著者の考えに、Jリーグ百年構想にも匹敵する物事を長いスパンで見る視点と著者の本気を感じました。

  • 著者の5年前の本になりますが、まだサッカービジネスというものがほとんど日本で

    語られていない時に、独自の力で開拓した先駆者です。



    サッカービジネスという言葉だけだととっても華々しい感じで

    あこがれのようなものを感じますが、浜田さんが試みてきたことは

    けっこう泥臭く、綱渡りなことが多いです。



    それは浜田さんがこの本の中でも語っていますが

    生来の楽観主義から挑めたことでもあると思います。



    僕も楽観的なのをとっても大事だと最近つくづく思います。

    まず第一歩を踏み出せるかどうかということ。

    チャンスはみんなけっこう平等にくる。

    そのチャンスの時にためらわずに一歩がふめて

    あきらめずにそのことを突き詰めていけるかどうか

    それをあらためて感じた一冊でもありました。

  • 専門学校でお世話になった講師の方が掛かれている書籍です。

  • 途中までただの体験記然としてたけど、最期の2章で納得。
    「一つステージを上がった時、そのステージにあった人がやってくる」
    見方を変えれば、会う人を変えなければ自分の成長に気づくことができない、見逃す可能性がある、ということ。やはり、行動してナンボ。

  • ☆$$ノンフィクションとしては、まあまあだが、$$予想外のインパクトは無かった。$$別に仕事にも生かせないし・・・。

  • セブン&亜衣HLDGS 会長の鈴木敏文氏曰く、「私はよく一般論として、みんなが反対することはやる価値がある、みんなが賛成することは却ってやらない方がいいと言っています。」と。


    この本の著者、浜田満氏の場合まさにその選択の連続のような人生で、何度も岐路に立ち、何度も普通なら反対する方向へ舵を切ってる。


    浜田氏はAmazing Sports Lab Japanの代表取締役で、日本で数々の欧州サッカークラブのオフィシャルサイトやオフィシャルショップを運営している。
    事業内容はそれだけではなく、バルサやACミランの日本におけるオフィシャルスクールの運営、その他マーケティング支援、コンサルティングを行っている。


    この本はサッカービジネスというよりかは、回り道はしながらも、みんなが反対する道をあえて選び、その裏側にきちんとした自己投資とスキルアップをしてきた筆者の人生哲学の本と言っていいだろう。
    いばらの道を歩む選択を多くしてきた著者だが、むやみやたらにイバラの道へ突入してきた訳ではない。
    彼がどれだけ自己投資を行ってきたかは、下記をみればわかるだろう。


    大学時代スペイン留学2回
    大学時代カナダ留学

    社会人時代受けた語学学校
     スペイン語、英語、フランス語、
    イングランド短期留学
    英語の家庭教師受講
    NGOスタディーツアー


    3回の転職を経て、27歳にして日本スポーツビジョン(JSV)に就職。
    ファンにわかりやすく言えば、ワールドスポーツプラザを運営していた会社だ。
    入社してすぐスペイン語が堪能ということでバルサ担当になり、そこで短期間ながらライセンス周りの知識と人脈を広げていく。
    直後に会社が出版社の幻冬舎に買収され、さらにその後民事再生法を適用することに。
    筆者はそんな中、何かバルサとビジネスはできないかと考え、ソシオの代理店業を思いつく。
    そこから一気にシンデレラストーリーが始まる。
    人脈を最大限活かしつつ、ビジネスプランを練り上げ、2週間のテストをクリアして彼の事業はなんとかスタートを切る。
    もちろん順風満帆ではないものの、その後数々の難局を乗り越え、現在の様々な事業を行うところまでビジネスを広げてきた。


    私がこの本で強く印象に残っていることは、まずこの人生の生き方がとても外人らしい生き方だと思う点。
    欧米人は自分のやりたいことを常にプライオリティーの最優先として捉え、スパッと仕事をやめて転職はもちろん、大学に入り直したり、MBAコースを受講したりする。
    周りの目などまるで気にしない。
    自分の人生だから自分で決めて歩むというスタンスの人が多い。
    それは急がば回れということでもあるのと同時に、何かを達成するには専門的な勉強を積む必要性があるという現実でもある。
    当然ながら欧米社会ではそれが求められる。
    著者は日本でいう総合的な学歴ではなく、必要性のある学問を自ら投資して学んだ。
    それが上述の留学などに表れている。
    そして結果的にその姿勢と行動力が自分のやりたいことのドアを開けた。


    もう1点思うことは、やはり冒頭の鈴木会長の言葉である。
    誰もが当然と思うことには、やはり新しいビジネスチャンスはないのだろう。
    ソシオビジネスにチャンスを感じた日本人は2004年の時点で何人いただろうか?

    本を読み終えて、独立に必要なことは
     好きであること(専門性)(勉強をする)
     誰もやっていないこと(競合が少ない)
     マーケットがあること
     そして信用と人脈
    この辺りがキーワードのような気がしてならない。
    実際に彼は自分のノウハウをヒューマン・アカデミーと組んで色々教える取り組みも行っている。


    現在日本のプロスポーツでお金がきちんと廻っていて周辺ビジネスまで育っているのは、サッカーとゴルフと野球だろう。
    中でもひょっとするとサッカーが一番の規模かもしれない。
    専門ライターの数といい、こういった欧州クラブとのビジネスまで含めて幅が広い。
    今後は他のスポーツでもこのような周辺ビジネスが生まれるほど環境が整うことを願いたい。
    そして浜田氏の教えを受けた人間がそれをスタートできたならとてもいい循環なのだろう。
    急がば回れ、自己投資をしながら、誰もが考えつかないサービスでビジネスチャンスを伺うのは今かもしれない。

  • 自分が好きなことを仕事にできるのは素晴らしいねー!

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著者プロフィール

1975年奈良県生まれ。株式会社Amazing Sports Lab Japan代表取締役社長。自身も高校時代までサッカーに打ち込む。関西外国語大学スペイン語学科卒業後、数回の転職を経て、欧州サッカークラブのマーチャンダイジングライセンスビジネスに携わる。04年6月、FCバルセロナソシオの日本公式代理店として独立。スペイン語、英語、イタリア語の三か国語を操り、FCバルセロナ、ACミラン、アーセナルなどの欧州ビッグクラブのライセンスビジネスやマーケティングに携わる。
現在は、FCバルセロナキャンプ、 バルサアカデミー、国際大会のプロデュース、プロ選手や育成年代のトップ選手向けプレーコンサルティングを手掛けながら、日本社会の課題を解決すべく、スポーツを通じた地方創生をテーマにトップアスリート育成アカデミーを全国に作る活動をしている。
著書に『サッカービジネスほど素敵な仕事はない』(出版芸術社)、『世界で通じる子供の育て方 サッカー選手を目指す子供の親に贈る40のアドバイス(徳間書店)』、訳書に『FCバルセロナの人材獲得術と育成メソッドのすべて』(カンゼン) がある。

「2019年 『ゼロに飛びこんでイチをつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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