- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882934516
作品紹介・あらすじ
年金生活者で独り暮らしの主人公の自宅に、「われわれの贈り物で、死んで下さい」と書かれた異様な手紙が届けられた。世界中で、差出人不明の卵型の自殺器と手紙がばらまかれる。キャップを外すと中に針があり、それを自分の体に刺すと、一瞬にして死ぬことが出来る。徐々に人口が減り始め、〈死〉が日常になる…終末SFの傑作「自殺卵」ほか書き下ろし「退院前」、「とりこ」の2作を収録した全8編!
不思議! 奇妙! あり得ない!
作家生活50周年を迎えた著者が描く、8つの異世界譚!
感想・レビュー・書評
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人々に突如送りつけられる謎の卵。その中には一本の小さな針があり、それを使えば一瞬で、痛みも無く死ぬことができる…。
そんな表題作の設定に惹かれて読んだ。
が、ショートショートを得意とする作家のためか、思っていた様な方向には進まず、というよりかなりあっさりと展開が進んで、掘り下げてほしいところに手が届いていなかったかなあ。
他の作品に関しては、老齢の作家ならではの自身の半生を振り返るような作品など、起承転結というよりもインスピレーション重視という感じだった。自分が年をとればまた違った印象になるのだろうけど、入り込むことができなかった。 -
ほぼ本人と思える老齢男性の出逢う未知の世界たち。
表題作は面白かったが
他は観念的で今一つ。
【図書館・初読・9/26読了】 -
イマイチ…。安定的に、読めなくはないけど、さほど面白くもない
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前半は昔を思い出しよかったけど、後半は沈みゆく人的な
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□ 14134.
〈読破期間〉
2014/7/16~2014/7/21 -
幻想怪奇、文章がちょっと合わなかった。
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2013 12/20