猫の日本史: みんな猫が好きだった (出版芸術ライブラリー, 17)
- 出版芸術社 (2022年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784882935506
作品紹介・あらすじ
猫の足跡のついた弥生土器が発見された。現存最古の猫自慢は宇多天皇の日記。平安時代は猫の鳴き声を「ねうねう」と書いた。妖怪「火車」の正体は猫? 鹿児島県には猫を祀った猫神神社がある。などなど、古今東西の猫を愛した人たちの話から、怖い猫のお話し、猫にまつわる神社のはなしまで。日本の歴史に詳しい日本宗教史研究家にして愛猫家の著者による、古代から現代までの猫にまつわるエピソード集。
感想・レビュー・書評
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この著者もずいぶん猫好きですね。
私の大好きな猫が、こんなにも昔からみんなに愛されていたなんて嬉しすぎます。
エジプトでは、猫のミイラも見たしね!(生まれ変わっても一緒にいようね、ということかしら)
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人間にとって猫はどのような存在だったのか、どのようにして人間社会に馴染んでいったのかが分かる本です。改めて、『我輩は猫である』や『長靴を履いた猫』を読んでみようと思いました。
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最後の『猫好きのための寺社ガイド』はよかった。
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弥生時代の猫の骨、古墳時代の土器についた猫の足跡に始まり、日本史の中の猫にまつわる小話を、人の猫への愛情、役に立つ猫、妖力を持つ恐い猫、祀られた猫の4章に分け多数紹介。一話2頁なので読みやすい。それだけ昔から人に身近な存在で、かつ怪異とも思われていたことが分かる。
ただ、紹介された話の写真や図画もあるともっと楽しめたと思う。