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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883029822
感想・レビュー・書評
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確認先:町田市立中央図書館
表紙の軍服に騙されてはいけない。というのも、この作品はひとつの歴史を物語っているからでもある。
東西冷戦の末期(おそらく1989年11月9日の夜の数年前といった具合で流れている)の西ベルリンに潜入した東側の新人スパイと上官スパイの駆け引きのすえの恋愛か。
何よりこの作品、濡れ場(セックスシーン・暗殺シーン双方の意味を引っ掛けている)がほぼ皆無なのである。かといって、この作品アクションではない。それがすごいのである。
国民国家は誰も守ってはくれない、そしてイデオロギーも守ってくれない―政治学をかじったことのある人間ならば、一度は理解できるであろうこの言葉の重みをしみじみと読むことができるであろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙の軍人さん二人に迷わず購入。でもってお気に入りの一冊なので、再読率高し。幸せになってほしいなぁ…。(2007/08/27再)
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未読。
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