ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義: オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容

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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883031726

作品紹介・あらすじ

ネオ・リベラリズムという時代の流れのなかで、多文化主義という理念をいかに"再構築"するのか。反‐本質主義的多文化主義は、なぜ、エスニック・マイノリティのエンパワーメントを阻害する「意図せざる帰結」をもたらしたのか。70年代以降、白豪主義からマルチカルチュラリズムに政策転換してきたオーストラリアを事例に明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • オーストラリアの多文化主義のなんとなく気持ち悪いと感じていた部分がすっきり。多文化主義でありながらも個人主義であるため、エスニシティに基づく問題が可視化されず、個人の問題として矮小化されてしまうという問題点が挙げられていた。

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著者プロフィール

慶應義塾大学法学部教授。専門:社会学、社会変動論、多文化主義/多文化共生研究。主な著作:『分断と対話の社会学――グローバル社会を生きるための想像力』(慶應義塾大学出版会、2017年)、『分断するコミュニティ――オーストラリアの移民・先住民族政策』(法政大学出版局、2017年)。

「2022年 『オルター・ポリティクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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