それゆけ小学生!ボクたちの世界一周

制作 : 久米美都子 
  • 石風社
3.79
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本棚登録 : 40
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883441624

作品紹介・あらすじ

小学5年の兄たかゆきと小学3年の弟ひかる。サッカーと空手、そしてマンガとゲームが大好きなごくふつうの兄弟が、パパとママをひきつれ、355日間の世界一周バックパック旅行に出発! 家族4人力をあわせ、中南米〜アフリカ〜中東〜東南アジアまで、文化も歴史もちがう24の国々をめぐった感動の旅行記!

感想・レビュー・書評

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  • とっても面白かったです!おすすめ!
    田中真知さんのコンゴ旅行記『たまたまザイール またコンゴ』もめちゃくちゃ面白かったし、南米を拠点としたYouTuberちゃんちーとすさんも好きだし、私はアフリカとか南米の旅行記が好きなのだろうか。なかなか自分では行くのに勇気が要る地域なので(そもそも海外にもほとんど行ったことがないし)、その地域や国や人々の実情が知れる旅行記にはめちゃめちゃ興味があります!
    しかも、こちらは旅の主人公が小学生の兄弟二人。文章も読みやすいし、体験としても素晴らしく、言うことない1冊でした。
    海外旅行が大好きなお母さんが、一年かけた低予算の世界一周旅行を提案。小学3年生と5年生の長男・次男も、勉強を両親が見るという約束で、学校から許可を得ます。お父さんも一緒に、家族4人の世界一周旅行が始まります。
    もうこの時点で本当にすごい!尊敬の眼差しキラキラです。
    うちも、男の子が二人。もしこんなことが出来ていたらどんなに本人たちの素晴らしい経験となったか。…と思いますが、そもそも私に海外旅行経験がほとんどないし、夫はインドアオブインドアでPCの前から一歩も動かないので、色々無理過ぎて、尊敬の眼差しを送ることしか出来ません。息子よ、すまぬな。

    アメリカを出発して、メキシコ、中南米、南米を南端まで行き、そこからアフリカ大陸南端の南アフリカ共和国へ。アフリカ大陸を通り、エジプト、アラブ首長国連邦を抜けて、タイ、ネパール、カンボジア、マレーシア、そして日本へ…。すっごい旅です!
    まえがきからもう為になります。…家族の紹介、スペイン語の国が多い、治安が悪い国が多い、言葉が出来なくても友だちに「心で話す」、超節約、強盗に襲われる、暴動、仕事がない、戦争、地雷、伝染病、誘拐事件、働く子供、英語や日本語が話せる
    日本は安全、日本の当たり前は、海外では「当たり前」じゃない、世界一周して、自分の世界が広がった…友だちを大事にしたい!などなど。
    ※持ち物…洗濯用バケツ(折りたたみ式)他洗濯用品、世界対応電気ポット、ニセ札発見ペン、マラリア対策(蚊よけ)など
    ※トラベルメモ…治安、言語、お金など

    私がびっくりしたのは、南米のどこの国だったかでバスで移動中(ボリビア?)、道に石があって、バスが通れなくなり何時間も立ち往生、石をどけようとしたお父さんが地元の人に殴られそうになった…という話。実は、石はストライキにより置かれたものだった。
    そんなストライキがあるんかー!確かにめっちゃ困る…からストライキの意味はあるんか。でもめっちゃ迷惑。まさか道に置いてある石がストライキとは思いもよりませんでした。

    資料用に読んだので、じっくり読む時間がなかったにも関わらず、各国の色々な話が面白すぎて、時間をかけて読んでしまいました。私は日本しか経験がないので、おそらく色々適当な海外では暮らしていけんだろうなぁ…と思うことが多々。
    おかしいのが、どうして海外(のとある地域)って、あんなに犯罪とかが多くて、サービス業とかも全然サービスよくなかったり、国の機関でも適当だったりするのに、時にものすごくいい人がいて、無償で助けてくれたりするんだろう…ってことです。
    悪い人もいればいい人もいる。当たり前のことかもしれないけれど、どの人がいい人で、どの人がいい人を装った悪い人なのか、私には見分けることが出来ないなぁと思うだに、私は日本を出てはいかんなと思ってしまうのでした。
    あとは、南米であっても、アフリカ大陸やアジアであっても、どこにでも日本人や日系人が暮らしていて、きちんとした宿屋などを営んでおられて、たくさんの旅行者を助けておられること。見知らぬ土地に一人で旅行していたりしたら、そのような方々はどれだけ旅行者の助けになるかと思い、胸が熱くなりました。
    こんな私ですが、いつか海外に行ってみたいなぁ…。
    こんなコロナの世の中になってしまったからこそ余計に、二人の兄弟のかけがえのない経験に惜しみない拍手を贈りたいと思いました。またその機会を作られたお父様お母様にも拍手を。

  • なかなか面白かった。500万円で家族4人が世界一周する方法。ただ、かなりカットされていると思う。個人的には、もっと詳しく書かれた『すばらしい新世界』(池澤 夏樹)のような本が好き。

  • 妻が隊長で20006年~2007年に家族で1年間世界一周した実録。当時小学校5年の長男と小3年の次男+妻が編集し、奇跡の出版が実現。なんと!2010年度の地方出版文化賞を受賞。全国の中小出版社の自信作約800点の中で日本一に選ばれたんです。ま、他にない実体験ですからね。親と一緒だったとは言え、小学生が世界一周1年間もやったんで。親バカではなく、素直で純真な子供目線が素晴らしい!さらに実現したのは妻の決断と行動力。ありがとう!

  • ひさしぶりに
    図書館の本でもなく
    ブックオフで買うでもなく
    本屋さんで本を買いました

    小学生の2人とパパとママの4人で
    1年かけて世界を一周する本

    今までどの世界一周本を見ても
    いまいちおもしろくなかった
    だけど
    この本は写真もたくさん載ってるし
    かつ小学生の目線で世界が書かれているので
    分かりやすい

    世界をわかりやすく説明している本ってなかなかない
    しかも素直な言葉で。

    買って正解な本でした。

    可愛い子には旅をさせよというけれど
    若ければ若い方がいいのではないかと思う。
    日本でゲームしてる暇があったら
    世界の現状を知るべきだ

    昨日買って今日読んでしまった
    とてもおすすめなおらのバイブルになる本

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著者プロフィール

1995年福岡生まれ。人生初の海外旅行が0歳6ヶ月の韓国。その後母につきあわされ、マレーシア、タイ、インド、フィリピン、ラオス、モンゴル、ベトナムなどへ。体は丈夫。好きな食べ物は白いごはん、刺身、わかめのみそ汁など純日本食。

「2008年 『それゆけ小学生! ボクたちの世界一周』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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