子パンダようちえん―chinese angel (SEISEISHA minibookseries) (Seiseisha mini book)

著者 : 佐渡多真子

• 青菁社 (2007年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[5ma4baさんの感想 · 2022年5月23日]

安定の可愛さ

[ぱんだ書店と数学寺子屋さんの感想 · 2019年6月11日]

中国四川省の臥龍パンダ保護研究センターの幼稚園(通称 子パンダ幼稚園)の、16頭の子パンダのかわいいミニ写真集。手に収まるサイズの本ながら、写真は子パンダの可愛さが溢れ出ている。
単なる写真集ではなく、パンダが生息する自然を守ってほしい、というメッセージも込められている。

「だからおねがい
ぼくたちを愛してくれるなら
ぼくたちが生きる
自然も愛して
ほしいんだ！」

乱獲と自然破壊のために絶滅危惧種となり、
2011年段階では野生のパンダは1600頭しかいなくなってしまうという状況。
日本ではジャイアントパンダの来日や誕生があるたびに、パンダブームが起こる。パンダは、動物園の人気者なんだけど、彼らが野生で生きていく選択肢はないのか…それを奪っているのは人間か…と思わずにはいられない。

著者プロフィール

1990年よりフリーカメラマン。1995～97年、北京大学留学。以後、北京を拠点に撮影活動を続け、雑誌・広告写真を中心に写真を発表している。中央大学文学部卒業。

「2007年 『歳時記　中國雑貨』 で使われていた紹介文から引用しています。」