- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883864119
作品紹介・あらすじ
S拘置所に配属になった刑務官の深沢は狂喜に震えた。そこには両親を殺害し、深沢から家族を奪った男、吉田が収監されていた。深沢は長年、自らの手で吉田の刑をくだす日を夢見て生きてきたのだった。しかし死刑を宣告され、恐怖に怯えていると思っていた吉田は菅谷という神父を愛し、穏やかに過ごしていることを知る。そのうえ汚らわしいことに、教誨師の菅谷はほかの死刑囚たちにも体を差し出して、彼らの不安や欲望を解放させていた。憤りを覚えた深沢は、菅谷に屈辱を与え、吉田を苦しめることを思いつくが…。
感想・レビュー・書評
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この物語がどこに向かおうとしているのか分からなかった。
半ばを過ぎると完全に引き込まれ、どこに連れていかれるのかと怖くなったが、読み進めるのをやめられなくなった。
更にページを捲ると、展開の不穏さに続刊刊行まで読むのをやめるべきなんじゃないかと躊躇した。
結局深夜2時まで掛かって読了。
今はとても満足しています。
続きをゆっくりと待ちたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーーん、難しいな……設定に無理があるのかな。やっぱり何度読もうとしても、先が進まない。SMって基本だめなんだよねw
作家さんのせいじゃない、タイトル買いしたこちらが悪いわ。 -
深沢がすごく自分勝手というか…子供で、すぐ手を出すのが理解できなかった。あと菅谷は自分いじめ好きですね…。物語の勢いは感じました。あとがきでもあったように、まだ書ききれてない部分が多すぎです!