- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883994441
作品紹介・あらすじ
失敗の連続から1000億円ブランドの誕生へ!若き開発者たちを決定的に変えた、考え方と行動とは何か。
感想・レビュー・書評
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「伊右衛門」という文字が目に入って読んでみました。本書は「伊右衛門」の完成に至るまでの経緯をまとめたものです。ただ、「なぜ売れたのか」と考える読者には消化不良かもしれません。内容をひとことで言えば、「伊右衛門」の開発陣がどのようにして「伊右衛門」を作り上げていったのかという話なので、その点に関心がある方におすすめしたいです。
緑茶市場に風穴を開ける「新しい存在価値のある緑茶」が求められるなか、緑茶開発に関する2つのプロジェクトが並行して進められるという異例の出来事があった。その一つが「伊右衛門」を作りだすNZプロジェクトだった。老舗との交渉、茶葉の選定、対立プロジェクトとの競合、以前の失敗による風当たりなどと言った困難を乗り越えて大ヒットした「伊右衛門」。果たして開発陣をそこまで動かしたものはなんだったのか。「本物の緑茶」への執念ではないか、と言うと、すこし美化しすぎているかもしれない。
(キーワード)
・新しい存在価値のある緑茶
→作り手の顔が浮かぶ。日本的スローライフ。本格的味わい。
・チーム制
・清涼感と「本物の緑茶」の両立
・老舗とサントリーの価値観の違い
・「伊右衛門」の背後にあった「熟茶」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実は、少しだけサントリーさんの
仕事に関わったことがあります
チームと言う感じが独特だったような
読んでいてチームに
参加しているような気分になりました
重圧に苦しくなったり
求めていく道がピッタリくる爽快さを感じたり
自分の関わっているところも
同じように成功するような
スキルを学べるわけではないのですが
読んでいて参考になるような部分もありました
ネガティブな意見を言っておけば、
肯定した責任を回避できる
そのほうが、簡単だから
でも、チャンスを喪失してしまう
挑戦できない思考に染まってしまう -
読みやすい
ビジネス書というよりサクセスストーリー
伊右衛門の開発のこだわり、ヒットの理由 -
2013/01/08読了
食品メーカーに興味があるので読んでみた。
それと、本のタイトルが気になってw
今となっては全国で売られているヒット商品「伊右衛門」だけど
その開発までにはこんなストーリーがあったのか、と。
商品が生まれるまでの戦いを見た。
挑戦と工夫、そして叩かれてもめげない心
…うーむ、これも考えることが多くて…。
今、手にしているドリンクが、お菓子が、生活用品が
このように生まれていったのだと思うと、どこか感慨深い物がある
。
キャリアデザインのひとつとして。 -
サントリー伊右衛門の開発秘話です。作り手のこだわりが、
味にも製法にも、パッケージにも、CMにも込められている
ことが、よく判ります。
お茶って、OLが飲んでいるようなイメージありますよね。
実は、一番飲まれているのはビジネスマンだそうです。
OLの2倍以上。女性は500mlのペットボトルをゴクゴク飲ん
ではくれないないし、一般職の女性がお茶を出す習慣が減って
きて、最近では、ペットのお茶を来客や会議で配ることが多く
なっているのが背景にあるそうです。
そこに、日本古来の伝統や癒しを込めた伊右衛門。流石です。 -
誰もが知っている伊右衛門に関するお話。開発担当者の製品にこめる熱い想いが伝わってくる。今までなんの気無しに見ていたスーパーの飲料売り場もこの本を読んで以降は見方が変わった。
企業研究としてだけでなく、仕事のおもしろさが実感できる本。 -
就活前に読みたかった一冊。
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伊右衛門という言葉で思い出すのは、京極夏彦の「嗤う伊右衛門」とあのCMで有名なお茶のこと。本木雅弘と宮沢りえが織りなす伊右衛門の世界は、何度見ても癒されます。新しいCMだと、つい作業を止めて見入ってしまう。正直こんな夫婦が理想なんです(笑)
さて、感想はというと、「モノづくりは私にとっては未知の世界」ですね。
多くの人が関わって作り上げる商品の中で、試行錯誤と失敗が繰り返され、ほんの一握りがヒット商品が誕生する。市場に出ても売れるとは限らない、少し博打のようだ、と思いました。
そこでふと、思い出します。ほんの少し昔まで好き好んでお茶を飲まなかっこと。美味しいかまずいかと言えば、ペットボトルって美味しくはない。ジュースは楽しんで飲めるけれど、お茶は食事のためにあえて飲むイメージ(ペットボトル飲料水は、です)そう思うと、こういう人たちの努力があってこそ、こうして美味しいお茶が手軽に飲めるんですね。
これからはそんなことを思いながら飲むとします。伊右衛門。 -
初めて何気なく買った伊右衛門を飲んだときに美味しすぎてびっくりしたけど、だんだん慣れてくるから感動も薄く。ただ、読み終わったらいつもよりちょっとだけ美味しくかんじました。
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“伊右衛門”という商品が、
どう作られたかを記した本。
サントリーに就職したくなったw
1つのものを作り上げていく上で大切なものは何か、
それを考えさせてくれる1冊。
苦難を乗り越えて最後完成するあたりは感動☆
所々に格言的なことが満載だったな。