- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884745639
感想・レビュー・書評
-
友人が「おもしろいかも」と言って貸してくれた。
正直、野村監督も特に好きというわけでもないし、米長さんもよく知らないので手が伸びづらかったけれど、読んでみたらおもしろかった。
特に、努力をして同じことを続けていてもそれ以上伸びない、努力の方向を変えなければいけない、という言われてみれば当たり前だけれど、でもなかなかできないな、と思った。
米長さんは完全に聞き役に徹していてそれもまた偉いなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あ
-
この本は野村さんの対談をまとめた一冊です。
野球と将棋は相通じるものがあると野村さんは語って、
野球の理論を将棋に置き換えて説明していました。
努力は自身の能力を限界に持っていくものだという言葉が
とても心に残りました。
人間はいつまでも努力しなければならないと感じました。
一時の努力をして達成感を感じるよりも努力を惜しまずに努力し続けることの方が一流になるために必要なのだとおもいました。 -
将棋の話はあまり興味がないと思っていて、意識的に読み飛ばしていた可能性もあるが、野村氏の話には含蓄がある。
違う結果が欲しいなら、(それまでとは)違う考え方をしろ
ヤクルトの小早川選手にこう言った氏のことばが印象的だ。
進歩するということは変わることであり、自分が変わることである。
同じくヤクルトの飯田選手を挙げた「器用は弱い、不器用は強い」という言葉は名言だと思う。同時に勇気付けられた。
すぐなんでもできてしまうから、立ち止まって考えない。創意工夫がない。
香典の額で人間は計られるという言葉もドキッとした。 -
野村克也氏の著書の中でも異彩を放つ一冊。
野村作品を多数読んだ人、読んだことがない人でも、是非読んでほしい一冊。