おはなしのろうそく (28)

制作 : 東京子ども図書館 
  • 東京子ども図書館
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本棚登録 : 28
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885691270

感想・レビュー・書評

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  • ●舌きり雀
    雀のかわいらしさ、じいさんの心あたたかさ、ばあさんの欲深さを出して、それぞれを楽しみながら語るとよい。歌には、ことばから自然に導き出されるリズムとメロディがつくと、一段と効果的。ストーリーでぐいぐいと聞き手を引きつける話ではないが、単純な繰り返しは、素朴な聞き手の心をとらえ、子どもも大人も十分楽しんでくれる。
    5,6歳以上(10分)

    ●おばけ学校の三人の生徒
    東京子ども図書館の児童室で毎年夏休みにはいるころに行われる、こわい話を語る「夜のお話会」のためにつくったお話。幼い子どもから大きい子まで、大喜びしてくれた。活字にするのは無理だと思っていたが、要望があり、ためしにここで衆力下。最後に驚かすだけの、お遊びの話なので、一年生はたどたどしく思いっきり下手に、二年生はややそれらしく、三年生はうんと上手にこわーくお、三人それぞれの”試験問題”に対する答えぶりを工夫して、できるだけたのしく、おもしろく遊ぶこと。
    (7~8分)

    ●美しいおとめ
    冒頭からすぐ事件がはじまり、話はつぎつぎにスリルをともなって展開し、最後は手に汗握るクライマックスに至るので、語り手としては一瞬も気を抜けない。だが、子どもたちは、主人公の身の上に対する同情心に支えられ、その上、けた外れの人物が現れて想像力をかきたてられるので、これまた息をつめて聞く。魔法使いが難題を出すあたりから、先を予想できる子は、課題と5人の仲間たちの”特技”をつなげて、予想が当たるとうれしそうにニヤッと笑う。語り手も聞き手もたっぷりした満足感が得られる話。
    小学校5,6年生から(35~36分)

  • 収録
    「舌きり雀」
    「おばけ学校の三人の生徒」
    「美しいおとめ」

    「おばけ学校の三人の生徒」が活字になってでました!(>_<)

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著者プロフィール

子どもの本と読書を専門とする私立の図書館です。1950年代から60年代にかけて東京都内4ヵ所ではじめられた家庭文庫が母体となり1974年に設立、2010年に内閣総理大臣より認定され、公益財団法人になりました。子どもたちへの直接サービスのほかに、“子どもと本の世界で働くおとな”のために、資料室の運営、出版、講演・講座の開催、人材育成など、さまざまな活動を行っています。

「2023年 『おはなしのろうそく 33』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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