ひよこのピケキョ

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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784885743474

感想・レビュー・書評

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  • 「やさしさがつたわる読み聞かせ絵本」とあったので、どんなに素敵な本なんだろうと期待し過ぎました。
    まず、ひよこが「ピヨ」と鳴かず、「ピケキョ」と鳴いただけで、親にも兄弟にもつまはじきにされる、すごい嫌な出だしで始まります。さらには、旅に出た先々でも「そんなひよこはいない」と、存在を否定されるという、なんとも理不尽な境遇をながながと歩まなくてはならないところに、心が痛みます。しょっぱな、家族から否定されるって、相当ひどい話だと思います。
    最後、鳴き方の違うブタに出会って仲間になりますが、自力で仲間を見つけ、自力で否定した相手の考えを変えていく力には脱帽です。ピケキョ凄い、頑張ったねと応援したくはなります。でも、努力して受け入れてもらうってのは違うと思います。周りを変えていくには、自分の努力しかないって教訓を教えていく本なのでしょうか。そうとしかとれませんでした。誰の優しさが、誰に伝わる本なんだ。

  • 型にはまらなくてもいい。とゆうお話ですね。

  • 自分は自分で良いんだよ、という本かな?
    ピケキョ!となくひよこのピーちゃんのお話。
    世界中を見てまわることで、自分と同じようにちょっと変わったブタくんを探し出し、ついにかあさんを納得させてしまうピーちゃん。
    違うと言われても、落ち込まないピーちゃんは、なんだか新しい主人公な感じ。
    とても勇気が湧いてくる絵本だった。
    「せかいじゅう」といっても牧場の中だけだったりするのが、また面白い。

  • すえっこのひよこだけ鳴き声がピヨではなく、ピケキョ。
    お母さんにも兄弟にも変だと言われ、他の動物たちにも変だと言われる。
    でも、最後にブヒリンコッコと鳴くブタと出会って、連れて帰るとお母さんも分かってくれる。

    人と違ってもいい。


    レビュー投稿は7月14日だけれど、読んだのは7月13日。

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