切るか、つなぐか? 建築にまつわる僕の悩み (TOTO建築叢書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887063846

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  • 新技術が人に与える影響を試行錯誤。
    1.どうやって空間を作るのか?広い空間を仕切ると、独立つした空間ができる。そして、独立した空間同士をつなぐことで、独立した空間は独立しなくなり、独立性は曖昧なものとなる。空間を仕切るものに、外壁・内壁・開口部がある。外部とのつながりを曖昧にするための様々は手法。シミュレーション・コンピューテーショナルデザイン・デジタルファブリケーションなど。内壁は閉塞感・監獄感をなくすなどの工夫。開口部はドアで仕切ることによって、孤独・引きこもり・虐待などの問題を引き起こす。
    2.都市計画の話。ゾーニングやミクスド・ユースで解決しない都市計画。VUCA(Volatility:変動性,Uncertainty:不確実性,Complexity:複雑性,Ambiguity:曖昧性)。制御・予測がむずかしい。デジタル世界でのシミュレーションとフィードバックというやり方。軽量・改変・移設容易性などが重要。建築と家具のスケールをもった建築内部と都市をつなぐ縁側的なIF。
    3.計画で盛り込めないものをエンジニアリング。経験則によるアルゴリズム、AI,BIM,ComputationalDesign,Eコマース、IoT、Simurationなど。

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著者プロフィール

山梨知彦(やまなし・ともひこ):1984年東京藝術大学建築学科卒業。1986年東京大学大学院修了。現在、日建設計・東京設計部門代表。

「2016年 『チソカツ(地域素材利活用)の術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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