社会性概念の構築: アメリカ進歩主義教育の概念史

著者 :
  • 東信堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887139374

作品紹介・あらすじ

いま私たちがわが国の学校で目にするのは、迅速化、効率化、力の能力化など、個人の有用性伸長に傾斜した業績・成功指向の教育と、それに伴う不断の競争及び人間の序列化だ。デューイらアメリカ進歩主義教育の核心には、当時既に胚胎していたこうした状況の根本的転換を意図した思想的起爆剤が込められていた。通念的理解を超え、彼らの思想の中核として、協同性、互恵性、完全化への意志等、倫理感覚に貫かれた社会性概念を析出した画期的研究。

感想・レビュー・書評

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  • ブランボー、カウンツ、デューイらの教育への姿勢は当時の社会情勢を反映している。教育改革の進展を分析することにより、改めて教育の本質について考えさせられる。

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著者プロフィール

東京大学大学院教育学研究科教授。1958年生まれ。東京学芸大学助教授、山梨学院大学教授等を経て現職。単著に『人格形成概念の誕生』(東信堂、2005年)、『教育思想のフーコー』(勁草書房、2009年)、『共存在の教育学』(出版会、2017年)、共著に『プロジェクト活動』(東京大学出版会、2012年)や『キーワード 現代の教育学』(共編、東京大学出版会、2009年)などのテキスト多数。また『デューイ著作集』の総監修をつとめる。

「2023年 『超越性の教育学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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