娼婦学ノート

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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887189621

感想・レビュー・書評

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  • タイトルから直接ピンとは来ないが、風俗ライターによる娼婦を主要人物とした小説の解説本。いたって真摯に解説されており、筆者の娼婦についての深い理解や温かい眼差しも相まって、テンションが高いわけではないがじんわりとした熱気を感じる筆致で綴られている。そして、この手の本の成功は紹介されている作品を読みたくなるかどうかにかかっているが、この本はそれに成功している。

著者プロフィール

1950年2月、三重県津市芸濃町生まれ。風俗ライター、歌人。寺山修司に憧れて入学した早稲田大学教育学部を7年かけて卒業。在学中は早稲田大学短歌会に所属し短歌を作る。のち法政大学大学院に入学し、修士論文『戦後の娼婦小説の系譜と寺山修司の娼婦観』を書く。歌集に『シャボン玉伝』(ブロンズ新社)』『心境短歌(わたくしたんか) 水、厳かに』(人間社)、ほかに人間社文庫「昭和の性文化」シリーズをプロデュースし、うち4冊が自身の著作。

「2023年 『寺山修司 母の歌、斧の歌、そして父の歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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