図説曼荼羅大全: チベット仏教の神秘

著者 : マルティン・ブラウエン 森雅秀

• 東洋書林 (2002年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

内に宇宙を宿す人間の身体と、われわれの周囲に広がるコスモスとの関係から、あらゆる森羅万象をとらえて、これを理解しようとするチベット仏教。その聖なる象徴ともいえる「曼荼羅」の、それぞれの部分が具現するものや実際の作り方などを多彩な図版や写真を用いて具体的に解説しながら、曼荼羅全体の意味を読み解き、チベット仏教の世界観・宇宙観に迫る恰好のマンダラ入門。

感想・レビュー・書評

[satomin10さんの感想 · 2019年4月20日]

内容が細かくて素人には理解が困難に感じた。
ぱらぱらみた程度だが、中程にある、砂曼荼羅を使う儀式の過程を撮ったカラー写真は面白い。

若い頃のダライ・ラマが儀式を行っている様子、吹けばすぐにくずれそうな砂絵、時間をかけて創った砂曼荼羅を壊して壺に入れ、儀式の最後に近くの川に流されるところ…

私などは壊すのを勿体なく感じたけど、それを壊して終わるところがすがすがしい。

[じょん＠日記さんの感想 · 2019年4月14日]

スーパーマニアック。曼荼羅のそれぞれの部分の意味や仏教的宇宙との関連、経典との関連が事細かに記される。
序文はダライ・ラマ14世からの寄稿。なのできっと正しいことを書いているのだろう。