- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887245396
作品紹介・あらすじ
長いひとまとまりの英文を書くときに必要な"構成力"を鍛えます。日本人の英文ライティングの弱点を総点検。英文ライティングの常識を学ぶ。効果的で説得力のある英文パラグラフの作り方を学ぶ。
感想・レビュー・書評
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2017/09/05 初観測 2017/10/19 斜め読みだが、読了。この本は、レポートや報告書や、議論など、「人間」相手に説得というか、主張をするときに、有効だろうと思われる方法を書いている。 とくに、論理的に通じる相手には、効くと思う。日本でも相手を選ぶが、効くパターンもある。海外の人と何事かを成したい人は読むといいと思います。
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短文の英語表現の本は何冊か持っているのだが、文と文をつなぐための方法がわからない。そんな私に最適だと感じて購入しました。
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英文ライティングの基本について、要領良くまとめられている。
「第1部 センテンスをととのえる」は本書の中核とも言える部分。ここでは、書くために最低限必要な英文法の知識、そして、英語と日本語の発想の違いについて説明される。単に、日本語を英語に焼き直しただけ(=和文英訳)では、意味が通じなかったり、不自然な英語になってしまう。例えば、無生物主語、能動態、分詞、接続詞を意識することが、英語らしい文章を書くヒントに繋がると思う。また、「冠詞」の扱いはかなり厄介だが、本書に書かれているシンプルな法則で、ほとんど用が足りると思われる。
「第2部 パラグラフをととのえる」では、センテンスの塊であるパラグラフについて、どうやって流れにある形に仕上げるかが説明される。日本語の「起承転結」に沿って論旨を展開しても、英語では流れの悪い文章になってしまう。「第3部 長めの/量のあるテキストをととのえる」では、目的別の展開パターンに応じた文章の書き方が説明される。
なお、第2部、第3部で扱っている部分は、紙幅の関係でエッセンスのみの指摘にとどめられているので、別途トレーニングが必要だろう。興味のある方は、アメリカの大学生向け(アカデミック)ライティング本を使って、トレーニングされると良いのではないか思う。
本書は、英文ビジネスメール、あるいは、アカデミックライティングに特化したわけではない、いわば「最大公約数」的な英文ライティングの本である。言い換えると、かなりフォーマルな表現から柔らか目の表現に至るまで、様々なタイプの表現が用いられている。したがって、(読者サイドに)この辺りを切り分ける力がないと、やや混乱するかもしれない。 -
日向清人 (著)
説得力のある英文をつくる際に必要な構成力を鍛える書。日本人の英文ライティングの弱点を総点検。英文ライティングの常識、効果的で説得力のある英文パラグラフの作り方、4つの典型的な英文の組み立て方を学ぶ。