まど・みちお詩集 ぞうさん

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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887471368

作品紹介・あらすじ

まどさん生誕110周年―
編者があらたに、いまの視点で選んだ決定版が誕生します。

「まど・みちおさんの決定版をつくったら
 ほかの何にも代えがたく
 『ぞうさん』になりました!」

詩はどんな風に読んでもいい、とまどさんは言います。
しかし、「ぞうさん」の詩としては、自分はこう読まれたがっている、
というのがあるんだそうで、まどさんによると、
これは「ぞうに生まれてうれしいぞうの詩」なのです。

自分の存在を肯定する詩、子どもたちの生きる力になる詩を、
たくさん遺してくださったまどさん。

この本は、おおきな「まど山脈」にわけ入るときの
よき道しるべとなるでしょう。

すてきな絵も入ってあたらしい、童話屋のポケット版詞華集です。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りて読了。
    ほっこりした中に、時々はっとさせられました。

  • まど・みちお(1909~2014)生誕110年の詩集だそうで、よみたかったので借りた。

    ぞうさん
    くまさん
    うさぎ
    いいな ぼく

    はじめの4つの詩をよむと、生きている喜びを感じる。
    私は自分がいやなこともあるけれど、生きている喜びを感じられたことに救いを感じた。
    編者あとがきに、これらの詩は、自分の存在を肯定する「存在の詩」だと書かれていた。
    なんてすてきなんだろう。
    ほかにも、あたたかいまなざしを感じるものばかりだ。
    どうして いつも、いちばんぼし、ことり、地球の用事、にじ、つきの ひかり、かがみ、せんねん まんねん、はなくそ ぼうや、あかちゃん、ぼくが ここに。
    これらの詩のみずみずしさといったら!
    なんて豊かなんだろうと、ほれぼれします。
    ふしぎな ポケット、は純粋にまほうのようで、子どものころにいいなぁと思った記憶があります。
    昭和のみんなのうた的なイメージで、アニメの映像をみたような。
    詩に触れると、心の深いところをのぞける気がします。
    表紙のリボンもよくみるとぞうさんで、なんだか嬉しくなりました。

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著者プロフィール

1909年山口県に生まれる。詩人。作詞家。25歳のときに投稿した詩で北原白秋にみとめられる。終戦後、出版社での編集職を経て、詩・童謡の創作に専念。「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などの童謡で国民的な人気を得るとともに数多くの詩を書き、1994年国際アンデルセン賞作家賞を受賞。詩集に『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)などほか多数。2014年逝去。

「2023年 『ぞうのこバナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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