上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
4.27
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本棚登録 : 2885
感想 : 255
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596900

作品紹介・あらすじ

成功を夢見て上京した青年、祐介。いい暮らしがしたい。かっこいい車に乗りたい。自分の家が欲しい。誰もが思い描く「理想の人生」を追い求めていたはずだったのだが…故郷を旅立つ息子に父が贈る夢を実現するための五つの新常識と三つの方法。

感想・レビュー・書評

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  • 小さな頃から、親だったり社会に知らず知らずのうちに刷り込まれている「五つの常識」

    ①幸せは人との比較で決まる
    ②今ある安定が将来まで続く
    ③成功とはお金持ちになることだ
    ④お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
    ⑤失敗しないように生きる

    それらは、疑いもなく当たり前に自らの中に植え付けられていて、時に自分をがんじがらめにしてしまう

    読みながら、自分の親のことを思わずにはいられなかった。

    こういった常識を振りかざさずに自分らしく生きることを許してくれた両親に、感謝してもしきれなくなった。

    これからも、事あるごとにこの本を読み返して、自分らしく、何事にも挑戦する勇気を忘れずに、お金に限らない財産を投資すること、失敗を失敗と思わず糧にする心構えを、いつまでも持ち続けていたい。

  • ・「成功」は「お金」では買えない。「成功」の代価は「時間の投資」だ。成功は「お金」では買えないものであるから、時間を投資して手に入れる必要がある。通貨が違うみたいな話だ。いくらお金を手に入れても、成功の代価はお金ではないから、成功に近づくことはできない。

    私自身、お金を言い訳にして、やりたいことをやらなかった経験を最新した。それは本当にお金が無かったのか?お金をかける価値があったのではないか?


    ■やりたいこと
    ・自分が経験して来たことの中からしか見つけることができない。最初は、自分でお金を払ってでも色々な経験をして、その結果としてとして自分がやりたいと思えることに出会えるようになる。

    やりたいことを見つけるためには、色々な経験をしなくてはならない。そう思うと、やりたいと思ったことにお金がかかったとしてもそれを投資だと思い、行動に移すことが大切なのではないか?もちろん、生活が苦しくなってしまっては元も子もないかもしれないが。だが、お金を言い訳にしていては、いつまで立ってもこの状況にとどまることになる。

    頭と、心を鍛え続ける必要がある。
    その一番の方法が、良書を読むことだ。
    これからも沢山の本を読み続けたいと思う。
    それが一番カンタンにできる、時間の投資だと思う。

  • とても読みやすかった。前半の祐介の物語では、成功者になりたい祐介の人生が描かれる。成功者になるためにお金をためたり、やりたいことを考えたりしていた祐介だが、結局お金はたまらず、やりたいことは見つからなかったため、成功者にはなれなかった。後半では、父からの手紙形式でやぶるべき5つの常識の殻を教えてくれる。

    この本を読み、お金にとらわれず、自分のやりたいことをして、自分なりの価値観を持つことが重要であるとわかった。ただ、そのやりたいことも、待っているだけでは簡単に見つからないので、とにかく今ある周りのことに対して真剣に取り組むことから始めていきたい。

  • ◆全体の印象
    自分の凝り固まっていた考え方を解きほぐしてくれた。
    自分はどうなりたくて、何がしたいのか。
    なんとなく生きないで、自分のために時間を投資できる生活を送りたいと思わせてくれました。

    こうして本の感想を書く行為自体も、大切な時間の投資かなと思えるようになりました。
    自分がどう読み取り、何を感じたのか。より本を自分ごととして捉える良い時間を作れるようになった気がします。
    最初は時間もかかるし、文字に起こすことは苦手でしたが、やってみることで

    ◆印象に残った場面トップ2
    ①世の中は「消費=富の証」になっている。
    どうして??
    →こうしなければ国や企業も成り立たなくなってしまうから。どんどん消費してくれないと国が回らないからですね。この考え方を知れたのは重要だと思いました。

    ②手に入る成功というのは、代価として払う「時間の投資」と釣り合っている。
    ということは??
    →小さな成功を手に入れたいと考えているのなら、少しの時間を投資すれば良い。逆に大きな成功を手に入れたいのならば、それだけの投資が必要。
    すぐ諦めちゃう人(←自分笑)は時間の投資が少なすぎるんだね。きっと。

  • 上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

    読了時間 2時間

    要約

    前半は成功者になることを夢見て上京した裕介の物語。
    大学生から、新入社員→中堅→ベテランと歳を重ね必死に時間をお金に代えて車マンションを買い結婚をする。しかし、成功者を夢見て上京してきた自分はなにをしたいか分からないまま歳をとり、これでよかったのかと考えながら、人生の終盤を迎える。

    後半はそんな小説を上京する息子の祐輔に送った
    父からの5つ教えと3つの方法

    5つの教えとは、破るべき常識の殻

    ①幸せは人との比較で決まる
    幸せの基準は自分自身が決めるもの
    他人と何か比べなくても、昨日の自分よりも一歩でも前進しようと努力している時、人は幸せを感じるようにできている

    ②今ある安定が将来まで続く
    本当の安定とは、自分の力で変えられる事を、変えようとしているときに得られる心の状態。

    ③成功とはお金持ちになることだ
    成功する人と言うのは、今この瞬間からでも、やりたい事を始められる人。

    ④お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
    自分が一生をかけてやりたいと思えることは、時間をかけて、真剣に取り組み、工夫を重ねたっ物の中からしか生まれてこない。

    ⑤失敗しないように生きる
    誰よりも多く成功した人は、誰よりも多く挑戦した人でしかない。
    誰よりも多く失敗をすることで成功することができる。

    自分なりの価値観を築く三つの方法
    ①時間の投資
    ②頭を鍛える
    ③心を鍛える

    常識の殻を破り、自分なりの価値観を身につけるための方法
    それは、本を読むこと
    一日読書に投資すれば、成功者が一生かけて学び得た知識を自分おものにできる。本を読むことで、頭も心も鍛えられる。

    感想
    一章の祐介の物語は妙にリアルで自分もこういう人生を歩むんだろうなと思うとゾッとした。
    働きながら何かやりたい、成功者になりたいと心の隅では思いながらも、なにもできない。今じゃない時間がない資金がない。できない理由を探しながら刻々と時間がすぎていく様子が将来の自分のように感じた。

    そう思いながら読み進めていくと、2章でこの物語は、上京する祐輔に渡された父からの日記帳の内容であると気づく。
    ここでやっと、なぜこんな波の無いただ不安になるだけの人生を見させられていたのか理解した。
    5つの教えはどれも刺さったが、
    特に④お金を稼げることの中からやりたいこを選ぶと言う常識はハッとした。
    やりたいことはあるけど生活できないとなと考えがちだった自分の考えは捨てるべきだと分かった。本当にやりたい事を見つけるために時間をかけて、真剣に取り組み工夫を重ねていきたいと思った。

    お金と時間価値観の作り方など、人生において重要な事教えてくれるいい本でした。

  • 大学生や社会人になったばかりの人に読んで欲しい本。

    前半は成功者になることを夢見て東京に上京した「祐介」の人生を描いた物語で、大学時代→若手社会人時代→中堅社会人時代→ベテラン社会人時代...とそれぞれのライフステージごとに祐介の苦悩や行動などが描かれている。祐介の考えたことは社会で生きる私たちにとって非常に現実味のあるもので、例えば「何をしたいかは分からない。でもせっかくだから成功者になりたい。」「何かをするにもそのための資金がない。だから今はとりあえず働いて資金を貯めよう」など、成功者になりたいと考える人の多くが一度は考えたことではなかろうか。車を買う、結婚する、マンションを買う、などの重要なライフイベントを経て、歳を取った祐介は結局、残念な人生を歩み思い描いた成功者になれないまま、物語は終わってしまう。

    後半はその小説を書いた父からこれから上京する息子への手紙という形式で、「なぜ祐介はこのような人生を歩んでしまったのか、成功者になれなかったのか」について語られている。また、その手紙の中で父は息子へ「破るべき5つの常識」と「自分なりの価値観を築くための3つの方法」について語る。後半は本書の自己啓発書としての側面が強いと言える。

    以下印象的だった言葉
    1.幸せの基準は「他人との比較」ではなく、「自分自身が決めるもの」

    2.「本当の安定とは、自分の力で変えられることを、変えようと努力しているときに得られる心の状態のこと」

    3.「成功者になる=お金持ちになる」ではない。

    4.「時間を投資」して「頭を鍛え」、「心を鍛え」、そして「自分なりの価値観を築く」

    5.誰よりも多くの成功を手にした人は、誰よりもたくさん挑戦し、誰よりもたくさん失敗を経験してきた人

    6.挑戦する勇気を失った者は、幸せな人生をも失ってしまう。

    社会で幸せに生きていくため、成功者になるために知っておくべき大切なことを教えてくれる素晴らしい本だった。

  • 成功と幸せとは何なのか。周囲に流され人生を消費してしまわないための大切な原則が、父から息子への贈り物として描かれています。

    今出会えてよかったな。心からそう思いました。大切に本棚に置いておいて読み返したい1冊です。

  • 3.9
    自分の時間を投資する。
    頭を鍛える。
    心を鍛える。
    知っていたはずなのに、いつの間にか忘れていました。
    今ある安定も安定じゃなかったけど、後戻り出来ないくらいあてにして生きている、、、
    若い人はもちろん、若くなくても初心に帰えるお話でした。

  • 破るべき5つの常識の殻

    ①幸せの基準を自分自身で決めているか?
    ・他人が持っていて自分にないものを探してしまう
    ・車、家、給料、貯金など
    ・他の人が持っていても、自分の人生に必要なけれ
     ば追い求めないこと。
     逆に誰も持っていないものでも、自分の人生に
     必要ならば、なんとしてでも手に入れること。
     そういった自分なりの価値観を持つこと。

    ②安定思考になっていないか?
    ・長い人生では、状況が悪くなることが多々ある。
     むしろそれが普通で、なにも起こらず予定通り
     全てのことが運ぶのはありえない
    ・安定をあてに人生設計しないこと
    ・「安定」は何かを手に入れた時に得られるもので
     はなく、自分の力で変えられることを、変えよう
     と努力している時に得られる「心の状態」のこと

    ③お金が行動の基準になっていないか?
    ・働く理由、目指すもの、起業の理由など
    ・「お金持ち=成功者」ではない
    ・「やりたいこと」を人生の行動基準にする

    ④やりたいことをどうやって見つけるか?
    ・将来のやりたいことは「お金を稼げることの中
     から探す」のが常識になっている
    ・自分が一生をかけてやりたいと思えることは、
     時間をかけ、真剣に取り組み、工夫を重ねた経験
     があることの中からしか生まれてこない
    ・やりたいこととは、自分が世の中の人の役に立て
     ると自信が持てること、それを通じて人を幸せに
     できると思えるものの中にこそある
    ・やりたいと感じることは、お金を払ってでもやる
    ・それを続けることで、自分の生きがいが見つかる

    ⑤失敗を恐れていないか?
    ・最も破ること、外に居続けることが難しい殻
    ・成功率はみんな同じ。成功するというのは、
     数多く失敗しているということでしかない
    ・誰よりも多くの成功を手にした人は、誰よりも
     たくさん挑戦した人でしかない。同時に、誰より
     もたくさん失敗を経験してきた人。
    ・そもそも失敗なんてものは存在しない
    ・多くの人は予想通りの結果が手に入ることを
     成功、予想通りにいかないことを失敗という。
    ・挑戦したことによって手に入る経験は全てが財産
    ・大切なのは、予想通りの結果を手に入れること
     ではなく、挑戦する勇気を持ち続けること
    ・挑戦し続ける生き方をする


    自分の価値観を手に入れる方法
    ①「時間」を投資する
    ・お金で買えるものの代価は「お金」だが、
     「成功」の代価は「時間の投資」
    ・ある事柄を達成するには相応の正しい代価がある
    ・手に入る成功は代価として払う「時間の投資」と
     釣り合う
    →大きな成功には、多くの時間の投資が必要

    ②頭を鍛える
    ・時間という財産を「頭」と「心」を鍛えるために
     投資する
    ・人間の武器である「頭」を鍛え続ける

    ③心を鍛える
    ・こちらの方がずっと大切なこと
    ・その人が心の中でなにを考えているかによって、
     人生が決まってくる
    ・ほんの些細な出来事で、心の明るさや積極性は
     失われてしまう
    ・多少のことでは明るさや前向きさ、積極性を
     失わない心の強さを身につけなければいけない
    ・筋トレと同じ、生まれつき意志が強い人はいない
    ・そして筋トレと同じく一朝一夕では身につかない
    ・理想の心の状態を維持するための努力も必要


    世の中の多くの人が①他人と比較することで幸せかどうか判断し、②本当は不安定なものに依存して、それをもとに人生設計し、③「成功=お金持ち」と考え、お金を全ての行動の基準にして、④お金が稼げることの中だけでやりたいことを探して、⑤失敗を恐れて挑戦しない人生を歩んでいる

    人生におけるただ一つの失敗は、やりたいことが
    たくさんあったにも関わらず、結果を恐れて動けないまま、なんの挑戦もせずに人生を終えること

    『「思うようにいかない出来事」は、何もなければ退屈な人生に"感動"や"感謝"を与えてくれる「退屈しのぎのための道具」である』

    普通の人が失敗と呼んでいる出来事こそが、人生に感動や感謝、新しい出会いといった、幸せな人生を送る上で必要なもの全てを運んでくれる

  • 物語形式の自己啓発本。
    読みやすくて、若者が間違える『価値観』と『常識』について教えてくれます。

    成功する人生を選ぶのではなくて、挑戦する人生を選ぶ。
    そして挑戦して失敗した経験が、人生の肥やしになる。

    自分自身の経験もさることながら、本からの知識も貴重。
    これからも本を読んでいこう。

  • 幸せの基準を自分自身で決めているか?
    安定志向になっていないか?
    お金が行動の基準になっていないか?
    やりたいことをどうやって見つけるか?
    失敗を恐れていないか?

    常識はそれぞれにあって
    自分の物差しで選択していくこと。

    やりたいことというのは、自分が世の中の人の役に立てると自信が持てること、それを通じて人を幸せにできると思えるものの中にこそあるんだ。

    誰かからありがとうって言われること。
    それが仕事であり、一生かけてやりたいこと。


  • 父が上京する息子、祐輔に書いた手紙。
    前半の手紙の内容は「社会人を機に上京し、周りに流されて自身のしたいことを見失う多くの人(ここでは祐介とする)」を題材にしており、後半の手紙では祐介のようにならないために破るべき常識の殻を書いている。

    上京する人、社会人になる人、親元を離れる人、就活生など独り立ちや環境が変わる人向けの本。

    前半の手紙で、祐介は「成功者になりたい」と漠然とした夢を持つ。しかし周りが良い車、マンション、結婚をしていくと影響され、それらのガラクタを購入をする。それにつれて妻子、ローンという責任が増え、「人生、何があっても生きていけるさ」という自信が「向こう30年何かがあったらどうしよう」と不安に変わった。そして人生も半分過ぎたとき、「自分の人生という貴重な時間を使って得たお金をガラクタに変え、何一つ手に入れていない自分」に気付く。

    後半の手紙では今まで身につけた常識の殻を破って俯瞰的に物事を捉え、いかに自分の考えが成功者の常識と違うかを述べる。(ここではピックアップする)
    1.成功や幸福を自身の基準でなく他人と比較して決める
    →人が持っていて自分にないものを探し、それがあれば幸せになれると勘違いし追い求める。結果、自分が追い求める人生でなく、他人が持っているものを求める人になる。他の人が持っていても自分に必要なければ追い求めない。自分の幸せの基準は自分で決める

    自分の価値観を持つ方法、時間に投資する
    →多くの人は貴重な時間を切り売りしてお金を得る
    しかしこれでは成功できず、貴重な時間を投資すれば大きなリターンがある

    心、頭を鍛える→誰かに守ってもらう生き方を何の疑問もなく選び、人間として1番の力を磨くことを辞め、その誰かに一生を捧げて生きる。

    破るべき常識の殻2
    失敗しないように生きる
    →誰よりも大きく成功してる人は誰よりも挑戦し、同時に誰よりも多く失敗している

    感想:周りに流されて生きると、自分の幸せの基準が塗り替えられ、加えて「人の幸せの基準」で得たガラクタの責任で自分の首を苦しめるはめになると気付いた。負のスパイラル。
    しっかりと目標、目的、自分自身の幸せの基準を持ち果敢に挑戦する必要がある。
    自身が就活生の時に読めばよかったと思う。
    就活は選択肢の1つに過ぎないのに、周りに流されて「新卒ブランドを使って高収入、安定した企業に行く」ことが幸せで、それ以外は人生の終わりだと思っていた。今後も読書をして視野を広げたい。


  • 常識はいつの間にかネットで検索した時上位の欄に表示される内容だったり、大多数が一致する意見の事。と考えていた気がする。各世界、各地域、各家庭で常識なんて変わるはずなのに。
    常識を守っていれば幸せになれるとも限らない。
    非常識だから手に入る幸せもある。
    自分も常識で得られる幸せより、非常識で得られる幸せを掴みたいと思った。

  • 父が息子にあてた小説。
    読んで背筋がぞくっとするほど、今の世の中の多くの人に当てはまる物語だと思った。基本みんなお金を基準に人生を過ごしている。車を買い、結婚して家を買い、働きながらローンを返していく。価値観の基準までそういった常識に縛られている。自分のやりたいことではなく、何にお金を使うのかとか支払いに追われながらそこから逃れられずにいる。
    そして成功者=お金持ちというのも世間で作り上げられた典型的な常識であり、この小説を書いた父の教えにある、時間という財産は誰もが見落としがちである。
    自分の時間を投資に回すのがいかに大切なことなのか、頭を鍛えること、心を鍛えること、たくさん経験し沢山失敗することが人生において何よりも価値があることを教えてもらえた気がする。
    あと父が息子に贈ろうとしている他の本にも興味が湧いたので、また探して読んでみたいと思った。

  • The 王道の自己啓発本って感じだった。小説の中で書かれていた「良い車を持つのがステータス」のような少し古めの価値観に違和感を覚え、この本が出版された年を確認せずにはいられなかった。今の時代の感覚を持ちながら読むと少し ん?となる気がする。

  • 以前は何をするにも他人の目ばかり気にしていましたが、「幸せの基準は、自分自身が決めるものだ」という言葉を見てハッとしました。

    時間とお金の使い方を間違っていた自分に気付けた一冊。


    読みやすい物語の中に、大切なことが凝縮されています。

    めちゃくちゃ考えさせられる本でした。

  • 喜多川さんの作品の中でも好きな一冊です。
    物語にも関わらず自分ごとに考えさせられ、
    「自分の思い描く理想の人生」と「リアルの日常」とのギャップや、
    時間とお金の使い方を考えるきっかけになります。

    前半の祐介の物語では、成功者になりたい気持ちはあったが、色んな状況や周りの影響の言い訳から成功者になれなかった話。
    後半は父親からの祐介に向けた手紙から、やぶるべき5つの常識の殻の教えの話。

    やぶるべき常識の殻
    1.幸せとは人との比較で決まる
    2.今ある安定が将来まで続く
    3.成功とはお金持ちになること
    4.お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
    5.失敗しないように生きる

    私も社会人になり、当時勤めていたITの会社では昇進する道を行こうと決めていました。
    とてもやりがいのある仕事で、実績を上げていきましたが、健康や体を気遣う時間もなく、収入ももっとあっても良いのでは、とモヤモヤ考えている時期もありました。

    そんな中、将来どういう人生にするかを真剣に考え、
    努力をし、周りの仲間に恵まれ、今は経営者として会社設立まで至りました。
    その時に、仲間から言ってもらった言葉は、自分の中の格言として大事にしています。

    事業としては、健康や美容に関する商品を提供する店舗運営や業務コンサル、人材事業、ファッションコーディネートをするイメージコンサルタント事業などを行っております。

    人材事業では採用や人材育成をしております。
    事業を通して感じたことや経営については、noteに一部記載していますので、ぜひご覧ください。

    イメージコンサルタントでは、顔タイプ診断からお客様に似合う服装を一緒に買いに行くショッピング同行をしております。
    インスタも是非チェックしてみてください。

    この本にもあった「やぶるべき常識の殻」の大切さは、今ではよく分かります。
    そして、仲間と一緒にその殻を破って成功するのがやりがいです。
    飲食店でお祝いするのも何よりも幸せです。

    この本は今振り返って読むと、チャレンジしてきて良かったと感じます。

    飯島裕基

  •  全半部分と後半部分に分かれており、前半部では成功者になりたいと思っている主人公が時代に流されて行く部分に自分が重なる部分が多く、感情移入して読めた。
     後半部分ではそんな前半の例を踏まえて、父親から息子へどう考えるべきがを問う内容。

     漠然と成功したいと考えている人は本書に書かれている「破るべき常識の殻」を心がけてみると良さそうだ。


  • 自分が大学に入る前に出会いたかったと思った1冊。

    これから社会人になる人や親になる人に勧めたい。

    自分の経験を元に息子へメッセージを伝える方法で、読者にも伝わるように書いている。

    読み進めるうちに自分の中にある常識の殻に気づき、これから考え方を思い直せるきっかけになった。

    何度か読み直したい。

  • お金儲けは関係なく、僕が人生を通してやりたいことを真面目にやろうと、この本を読んで誓いました。

  • この本を読んで
    今ある環境がこの先も安定して続くと、
    無意識に考えていたことに
    ハッとさせられた。

    私は今、仕事が絵に描いたようにうまくいきすぎて
    向上心を持つことを忘れていた。
    まだまだ満足しちゃダメなことに、気づかせてもらいました。

    明日も喜多川さんの本を読みたいと思います。

  • 成功者とはを教えてくれる本

  • 5つの常識の殻。これを知って生きるとの知らないで生きるのは、心の豊かさが全然変わると思った。自らの気づきもそうだが、後輩にも教えてあげたい。

  • 中盤父からの手紙以降参考になりました

    こういう常識に振り回されてる気がしました。やぶるべき3つの常識
    ①幸せは人との比較で決まる
     昨日の自分より一歩でも前進しようと努力してる時幸せと感じる
    ②今ある安定が将来まで続く
    自分の力で変えられることを変えようとしているときに得られる心の状態
    ③成功とはお金持ちになること
    成功する人は、今この瞬間からでもやりたいことを始められる人
    ④お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
    ⑤失敗しないように生きる

    自分の価値観を持つ方法
    時間の投資
    頭を鍛える
    心を鍛える

    やりたいことというのは
    自分が世の中の人の役に立てると自信が持てること
    それを通じて人を幸せにできると思えるもの

    本を読むこと

    世間の常識ではなく
    他の誰とも違う常識をものさしとして
    自分の決めたレールを

  • 本を読む
    常識にとらわれない
    人と比べない
    自分がどうしたいか

  • 時間を投資する。
    これからの1日1日をどのように過ごして行くかで将来を変えられる。今後の人生を改めて考えさせられました。
    読んでよかったです。

  • 『上京物語』を読んで。

    自分の心を、清々しく打たれた気分です。
    心に強く刺さるとともに、自分が常識の殻の外に出ることで得られる豊かな人生を歩めることに喜びすら覚えました。

    社会人なる前に読みたかったと思う一方で、それは言い訳に過ぎず、いつ何時であれ、挑戦して失敗する勇気が大事だと感じました。

    「破るべき五つの常識」と「そのための3つの方法」。
    自分も祐輔の父に従い、人生に時間を投資していこう。そう思わせてくれる1冊でした。

    父から息子への深い愛情を感じ、自分の子供が大学生になる時にこの本を渡そうと思います。
    今からその瞬間が楽しみです。

  • お父さんから教えてもらった5つの破るべき常識

    ①幸せの基準は人との比較で決まる
    ②今ある安定が将来まで続く
    ③成功とは、お金持ちになること
    ④お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ
    ⑤失敗しないように生きる

    その中でも印象に残っているのは、

    「成功とは、今この瞬間からやりたいことを始められる人」


    やりたいことは?と聞くとたくさん出てくるが、
    将来の夢は?と聞くと無意識に条件をつける
    「お金が稼げるものの中で」という条件を。

    やりたいことは、本来自分がお金を払ってでも手に入れたいと思っていることであるはず。

    やりたいことは、ふっと突然湧いてくるものではなく、
    自分が経験したものの中からしか生まれてこない。

    ハッとさせられる内容でした。

    最後に紹介されていた本も読んでみたい!

  • これから先人生で悩んだ時、何度も何度も読み返したいと思えた本。多くの人が、年を重ねるにつれ、『もっと早くこの本に出会いたかった』と思わされるであろう、とても価値のある本だと思う。この本に大学生のいまに出会えた自分は幸せだと思う。人生のバイブルの1つになりそう。

    こんなにも読んでいて震えるほどの恐怖を感じた本は初めてだった。(前半) それは間違いなく このままではあまりにも祐介と未来の自分がマッチするように感じたから。祐介の人生に読者自身が投影できるストーリーになっていることで、父からの教えも腑に落ちやすい。ただの自己啓発本ではなかった。
    私は特に、破るべき常識の殻 ”お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ” という話が、大好きだった。図星すぎて、耳が痛くなったほど。
    “やりたいことは?”と”《将来》やりたいことは?” たった一言の違いが、自分の視野を狭めてたんだなと、こうやって言語化されていることで、気付くことができた!

    いつか、この本のお陰で、自分にとって大満足の人生が送れたと言えるように 日々自分に素直に生きようと思った!( ; ; )✴︎

  • 何度も読み返したい本。
    かつては皆が目指すべき幸せな人生像(大企業に入り、家庭を持ち、マイカー、マイホーム…)があったし、それで幸せだったかもしれない。
    だけど、現代はそういう他人の価値観で生きていても幸せになれない。

    ○特に印象に残った部分
    ・本当の安定というのは、自分の力で変えられることを、変えようと努力しているときに得られる心の状態
    ・一生自分の好きなことをやって生きていく強さが欲しければ、自分の持つ一番の武器である頭を鍛え続けなければならない。
    ・やりたいことというのは、自分が人の役に立てると自信が持てること、それを通じて人を幸せにできると思えるものの中にこそある。
    ・誰より多くの成功を手にした人は誰よりたくさん挑戦した人。誰よりたくさん失敗した人。

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

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