ブルーゾーン 世界の100歳人(センテナリアン)に学ぶ 健康と長寿のルール
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2010年12月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784887598911
作品紹介・あらすじ
『ナショナル・ジオグラフィック』誌が世界の長寿研究者たちとともに「理想のライフスタイル」を求めて各地を探した-その結論とは!?世界の100歳人に学ぶ「健康」と「長寿」の9つのルール。
感想・レビュー・書評
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健康で長寿者が多い地域=ブルーゾーンを特定し
現地での調査、面接、研究者との分析から
9つのルールを抽出している。
百歳人たちの生活はまるで100年前のままだが
提案は現代風にアレンジされていて受け入れやすい。
著者が異国の地で、ときに困難を乗りこえ
百歳人に会いに行き、一時をともにする、という
まさにドキュメンタリーで楽しみながら読み進めた。
周囲のささやかな美しい風景を見て心をなごませる
百歳人の様子からは余裕や感受性の高さがうかがえ
穏やかで、かわいらしく感じ、私まで心が和んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ブルーゾーン」Dan Buettner
世界のブルーゾーン(長寿地域)
・サルディーニャ島のバルバギア地方
・沖縄
・カリフォルニア州ロマリンダ
・コスタリカのニコジャ半島
沖縄の人は100歳まで生きる確率はアメリカ人の三倍。心臓疾患にかかる割合は1/5。健康年齢が7年長い。
遺伝子に依存する長寿要因は25%。残りは生活習慣。
女性はミトコンドリアDNAを、男性はY染色体を辿れば先祖がわかる。
サルディーニャの習慣
・植物性食品を主体にした粗食
・家族が最優先
・ヤギ乳を飲む
・長寿者を大切にする
・日に8キロ歩く
・毎日グラス1,2杯のワインを飲む
・友人たちと談笑する
大方の先進諸国では100歳以上の男女比は4:1だが、バルバギア地方は半々。
沖縄の習慣
・生きがいを持つ。明確な目的意識があれば責任感が芽生え、社会で自分が必要とされているという認識が強まる。
・植物性食品を主体とした食生活
・農作業をする
・大豆をたくさん食べる
・近所付き合いを続ける
・日光を浴びる
・よく体を動かす
・薬用にもなる菜園を作る
・強い意思を持つ。苦難に耐える気質。
「模合」は共通を目標を達成する為の会合。村人たちが金銭的に助け合う為に作られた組織が発端。
「長寿をお願いしたことはないが、もう1日生き延びられる事を感謝する。そうすると毎日がとても貴重に思える。」
米国アドベンティストの習慣
・時間の聖域を決める。家族、神、仲間、自然と共に過ごす時間を24時間作る。
・健康的なBMIを維持する
・適度な運動を定期的に行う
・気の合う人と時間を過ごす
・ナッツを食べる
・社会へのお返しを心がける
・肉は控えめ
・夕食は早めに軽く
・多くの植物性食品を食べる
・水分を十分に摂る
コスタリカの習慣
・人生の確固たる目標を持つ。自分が必要とされると感じ、多くの人の役に立とうとする。
・硬水を飲む
・家族が第一
・夕食は軽く
・ネットワークを大切にする
・よく働く
・適度に太陽を浴びる
・伝統文化を大切にする
人間関係の希薄な人は、濃い人達と比べて2,3倍寿命が短い。
女性が男性より長命である理由の一つは、女性の方が社会的に繋がり支え合う事に優れているから。
目的意識をはっきりさせるために
・毎朝なぜ目覚めるのだろうか?
・自分が何に夢中になれるだろう?
・自分の能力が発揮できる事を楽しんでいるか?
・自分にとって本当に大切な事は何? -
以前、エリカ・アンギャルさんの『世界一の美女になるためのダイエット』という本の内容とほとんど同じだった。
つまり、健康的な食生活と美人になるための食生活は同じだということがわかりました。