新訳 モーセと一神教

  • 12人登録
  • 3.17評価
    • (1)
    • (0)
    • (4)
    • (1)
    • (0)
  • 3レビュー
制作 : Sigmund Freud  渡辺 哲夫 
  • 日本エディタースクール出版部 (1998年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784888882859

新訳 モーセと一神教の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 思考をもとに人間モーセの正体、モーセにまつわる聖書伝承の成立過程に迫り、好奇心を刺激する。

    最古の一神教であるアートン教に情熱を燃やしたエジプト王イクナートン。その重臣であったモーセは、イクナートンの死とともに拠り所を失い、領民を連れエジプトを脱出。

    なんやかんやでこの初代モーセはユダヤ人たちの手で「抹殺」されてしまうのだが、その思想は後継者たちに受け継がれ、二代目モーセの人物像と一体化してゆく。
    個人としての人間モーセは死に、そのビジョンは「ユダヤ教」として残り続けてていくことになるのだ。


    指導者モーセへの追憶が、ユダヤの神に投影されているという説もまた興味深い。

    (引用)
    "ユダヤ人は彼らの神の初期のころの観念の中に熱狂的とか峻厳なとか仮借なきとか言われる多くの性格特徴を取り入れているが、これらは元来モーセ追憶から生じてきたという可能性も否定できない。
    なぜなら、実際のところ、目に見えない神でなく、モーセという男が彼らをエジプトから連れ出したのだから"

  • モーセがエジプト人であったとの仮説、論考。

  • 今まで勉強してきた宗教の知識の根底が揺るがされるような仮説に好奇心が燃え上がった。
    一神教の起源がアフリカの一人の王様によるところから出発していたとはねぇ…。

全3件中 1 - 3件を表示

新訳 モーセと一神教の作品紹介

最晩年のフロイトが心の根柢に見出した「生命と歴史」の巨大な謎。それは、自らが構築した精神分析理論の土台をさえ揺るがしかねないものだった。苦闘するフロイトの真意とは何か。

ツイートする