- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890361977
作品紹介・あらすじ
子供を伸ばす9歳から中学受験までの勉強法!「イメージ」できれば「考える力」はグングン伸びる!記憶力偏重では受験を突破できない!子供の人間性を伸ばし、本当の学力を身につける「視覚の魔術」。
感想・レビュー・書評
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子どもが小学校にあがり、家庭学習法を模索しているなか、たまたまネットでどんぐり倶楽部の存在を知り、図書館で借りて読んだ。
わが子はお勉強系の幼稚園に通っていたこともあり、勉強は嫌いではないようだが、そのせいもあってか、もくもくと計算ドリルや漢字のかきとりをやっている姿をみてなんとも言えぬ不安がおそってきた。
周りの大人が勉強をみてやりながら、テクニック“のみ“を教えていく。違う…これではいけない…でもどうしたら…とあれこれ教育関連本を読み漁りました。
著者が他の指導法をかなり批判的に書いているのでどうかなとは思うし、正直眉唾もののような気もしたが、私が不安に感じていたことの答えがここにあるような気もして。
同時に「12歳までに絶対学力を育てる学習法」も読みましたが、本書のほうがそのメソッドをより具体的にイメージしやすいと思います。
ただ、実践するにはかなり勇気と根気が必要です…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題と答えがのっています。英語はとても参考になるかも。
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【この本のターゲットは?】
算数などの文章題が苦手なお子さん。公文式などプリント教材を中心にした学習塾に通わせている親御さん。
【この本から学びたいこと】
・糸山さんの本を読むのは、これで3冊目です。ということで、言われている内容もある程度理解できているつもりです。すでにどんぐり倶楽部の「良質の算数文章題」を買っていたりします。このセットを買ってみて、このテキストの利用方法は、本当にこれで良いのか・・・と、疑問に思い、今一度確認してみたいので、読んでみました。
・特に国語の勉強法が今ひとつピンとこないんですよねぇ(^^ゞ
【この本から学んだこと】
・小学校はシュタイナー教育で、中学校はスパルタ教育。略してシュパルタ教育(笑)。
・英語学習は、語順訳で、発音はカタカタでOK。
・子供に「ビジュアルシンキング」と言っても、まったく理解してくれなかったのですが、小学2年の子供に年長さんの問題をさせてみて「あっ、ここで暗算したね。ブッブー!ダメです。」と採点してみると、なんとなく理解してきているようです。年齢が違うので簡単だからだと思うのですが、直ぐに答えを出してしまうのが問題ですね。ただ、今までとは違って楽しんでいるのが良く分かります。
・計算の宿題を親がやってあげようとしているのですが、「こんなのチャッチャとやってまうわぁ」は、3分程度で仕上げて良質の文章題や、パズル問題を楽しんでやっているようです。今までこんなことは無かったのでビックリしています。
【新たな疑問、学びたいこと】
・わからなかった問題を記録する「分からん帳」の作り方
【今後読みたい本】
・『絶対学力』
【この本を読んで次のアクションは?】
・問題数が1年分100題と、少ないので、子供のペースで、ゆっくりじっくり、楽しみながらさせていきたいと思います。 -
[墨田区図書館]
「良質な算数の文章題」で有名な「どんぐり倶楽部」主催者の著書で、前著の、「絶対学力」と一緒に借りてきた。但し章立てはかなり違い、旧い方は既存学習法への批判とともに幾つかの画期的?な学習法の紹介がされていて、後継書となるこちらでは、その良質な算数の文章題の例題と、英語の学習法に対するフォローが◎。作文に対する例はどう効くのか多少疑問。
■第1章 わかるとはどういうことか
■第2章 思考力を育てる
■第3章 豊かな教育
1. もっとも効果的な学習手順
・0~3歳:安定力を育てる=快感体験=イメージが根付きやすいように栄養豊富な基盤を作成する
・3~6歳:感味力を育てる=実体験により基本原形イメージを作成する
・6~9歳:吸収力を育てる=実体験を中心にして豊富な原形イメージを作成する
・9~12歳:吸収力を育てる=疑似体験を中心にして豊富な原形イメージを作成する
・12~15歳:理解力を育てる=知識を有機的に結び付けて応用のきく基礎を作る
・15~18歳:応用力を育てる=今までの知識を専門分野で増加させる+表現方法を学ぶ+表現内容と表現形式の選択・創作をする
視算「三角方法」
・1日目:三つの筋のうち、一つを抜いて書き写す
・2日目:昨日抜いていた数字を書き込む
・3日目:指隠しで一つの数字を確認
・4日目:指隠しで一つの数字を確認
・5日目:指隠しで一つの数字を確認
・6日目:見るだけでイメージの確認
・7日目:お休み
フィンガーイメージ
「指は折っても数えない。見る、見る、よく見る、ジッと見る」
■第4章 シュパルタ教育
小学校は「シュタイナーの"自由への教育"」を主として小6の8月までは一切評価をせず、吸収力を育てることに専念し、その後3月までは中学での「スパルタ教育」に対応できるように準備、中学での3年間はみっちりと受験対策を。
■第5章 目の前にある教育革命
英語は「英文語順訳」を身に付ければよい。幼児からも出来る、英語を使わない英語学習方法は、英語的日本語(語順訳)を習得しておき、中学以降、単語変換だけをあてはめるもの。
・第一段階:語順から和訳を作る練習(小学生・低学年)
「これは/ある/車で」→「これは車である、これ車だよ」
・第二段階:和訳から語順訳を作る練習(小学生・中学年)
「僕は、公園で毎朝二個のリンゴを食べてるよ」→「私は/食べる/二個のリンゴを/公園で/毎朝」
・第三段階:和訳から語順訳を作る練習・応用編(小学生・高学年)
「英語を話すのは苦手なんだよ」→「私は/ない/上手では/話す点において/英語を」
・第四段階:語順訳から英文を作る練習(中学生)
■第6章 思考力が身につく問題集・指導例
・資料1:素敵な算数文章問題(40題)+図解説明
・資料2:英語の語順訳サンプル
・資料3:作文指導例(小学生・中学生)
・資料4:三角視算表 -
小学校まではシュタイナーで、中学校からはスパルタ(良い意味で)、という説明がしっくり来ました。
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「視考力」を使っての勉強法・・・発達障害の子にも。
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「絶対学力」の続編。