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- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784890634415
作品紹介・あらすじ
1974年の制式化から半世紀、日本の国土を守り続けた「74式戦車」は、その役目を終えて次々に退役し、いまや2個戦車大隊と1個戦車中隊を残すのみである。素直な操縦性をもち、105ミリ戦車砲は高度な射撃統制装置により高い命中精度を誇る。74式戦車で実用化された「姿勢制御機構」は、後継の90式戦車や10式戦車に受け継がれ、日本戦車に不可欠の装備となった。74式戦車の開発、メカニズム、運用から現役隊員の熱い思いまで、元戦車乗員の著者が傑作戦車のすべてを記録。ありがとう「ナナヨン」!
感想・レビュー・書評
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今年度で退役する74式戦車のドキュメント。
著者の伊藤学氏は自衛官時代に74式戦車の乗員だった人。乗員4人の役目を一通りこなしてから退官して文筆業になった。ご自身の経験から奥深い記事になっている。また、現役自衛官のインタビューもとてもよい。
74式戦車は自衛隊の機甲部隊を世界に通用するものとした戦車。優美な鋳造砲塔は唯一無二。無事日本の平和を守る役目を果たし、実戦を経験せずに退役する見込み。
戦争を抑止して戦わないことこそ戦車の本來の役目。この戦乱の時代にこれは貴重。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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